現場と価値と人。 | 大阪の病児保育 NPO法人ノーベル・代表     高亜希のブログ。

現場と価値と人。

病児保育サービスの提供を始めてから2年が経過。

3年目を迎える2012年度。

2012年度、どういった軌跡を描くか考えている。

そこで、組織が拡大するためには(ノーベルの場合は一人でも多くの親御さんをサポートするには)

どういったことが必要不可欠なのか、2年間やってきて明確になりつつある。


やはり、現場を持つ組織は強い。

そして、顧客のベネフィットは何かを問い続けている組織は強い。

で、スタッフを大切にする組織は強い。


この3点をノーベルは2012年度さらに強化していきたいと思う。

この3つのバランスがとても大事だなと。


特に一番確信を得ているのは、忠実に顧客のベネフィットに沿う。。


ブランドというものがどうやってできていくのか、

それはそれぞれの人が価値を感じた経験の積み重ね、成功体験の積み重ねなのだと思う。

まだまだだけど、2年間やってきて、すごくそこが大切なのだと確信している。


例えば、おもしろいコーヒーのCMをやっていて、惹きつけられて購入してみた。

飲んでみたらまずかった。これでは、商品は売れない。ブランドどころのハナシではない。


私は旅行会社で営業をしていた時は、お客さんが感動する旅行を提案することをココロがけていたし、

求人広告の営業をしていた時は、採用のお手伝いでその組織が成長するためにはどんな人が必要かを

考えていたし、お願い営業はしなかった。

当たり前といっちゃ当たり前なんだけど、でもなかなかできていなかったなぁとも思う。


でも、人の成功体験の積み重ねをするための【中身】が大切なんだと。

カラダで感じることが今できている。そして、揺るがない。


ノーベルの病児保育は顧客のベネフィットを感じるに値する内容になっているのか。

何に一番価値を感じているのか。どこに価値を感じてお金を払うのか。

ノーベルは何をするにしても全てココに戻ることにしている。


2年経過して、ようやく文字ではなく、

カラダでそういったことを経験できるようになったことがこの2年間の成果だと思う。

2011年度は本当に試行錯誤だったけど、この試行錯誤が形になってきた。


さぁ、3年目。この1年は勝負の年。

利用会員さんの声、そしてスタッフの声を聞きながら基本に忠実に、現場づくりをしていきたい。

ここを突破しないと、私が本当にしたいことができないんだよね。

どきどきもするし、わくわくもする。