先日より、突然の不調に悩まされていたパンタですが…
本日、朝からタンクを降ろして点火系の接続部を再確認。
その後、やらない方が良いと言われるプラグの火花チェックを行いました…
前バンクの火花の方が後ろバンクより力強いくらいでしたが、もとに戻しても症状は変わらず、お手上げだなぁ…と肩を落としてましたら。
オールドドゥカティのコミュニティの方から、「フロート室に水の侵入があるかも知れませんのでフロート室内部の確認をしてみてください。」とのアドバイスを頂きましたので…
早速、フロントのキャブレターを取り外そうとして動かした際に…カラカラと変な音が…
キャブレターを取り出してフロート室を開けると…
ナンジャコレ!
脱落したジェットが転がってました…
何処のジェットかと調べると、アイドルジェット(スロージェット)でした。
アイドリングから低回転域のガソリン流入量を管理するジェットです。
コレが外れてるってことは、アイドリングから低回転域でガソリンを勢いよくジャバジャバ送ってたって事ですね…
そりゃ失火するし、アイドリングする訳が無い…
ジェットは非常に柔らかい素材で出来てますので、指で優しくねじ込んで最後に軽くマイナスドライバーで締め付けました。
コレで大丈夫なはずですが、今日は時間が取れないので明日試乗して来ます。
内燃機関の基本
良い火花
良い燃料
良い空気
火花は飛んで、オープンファンネルなんで空気には問題ない…残る燃料が気化せずにドボドボ流れ込んだら燃やせる訳が無いですねぇ~。
普通、振動でこんな所が緩むとは思いませんから諸先輩方のアドバイスに心から感謝です。
また一つトラブルシュートの引き出しが増えました。
トラブルを楽しんで対処出来るって事は、パンタと付き合って行けるって事なんだろうなぁ~と独り納得してます(笑)
ネジ一つでフロート室がオープンになるデロルトキャブの整備性に関心しながら、次は何が起きるかドキドキワクワクですねぇ~
試乗してのご報告はまたさせて頂きます。