今日は障害受容について考えてみようと思います。
この障害は、目に見えないものであるが故、
いろんな問題を引き起こします。
本人さんがたとえカミングアウトしたとしても、
怠けているとか、やる気がないだけ、とか言われ、
その大変さを中々実感してもらいにくいところがあります。
これは、自覚のある方が、
周囲に分かってもらえないケースです。
本人さんが診断を受けてきても、
親御さんが受け入れず、聞き入れないケースもあります。
一方、親御さんは早くに気づいたとしても、
本人さんに告げることができず、
あるいは告げても「俺を障害者にするのか!」
と、本人さんが怒り出して一向に聞き入れない、
というケースもあります。
ここまで、激しいケースでなくとも、
お子さんが中々認めようとしてくれない、
という親子は決して少なくありません。
(あるいは、精神状態が悪く告知などできようもない)
そんな中でも、一番心配するのが、
「うちの子は、何とか普通になりたいんですよ」
というケース。
障害を受容できないケースの中でも、
本人さんがここを目指していると、
一番問題をこじらせてしまうと感じます。
結局、過剰適応になってしまうんですよね。
無理なことを、気を張り詰め続けて、
なんとか、定型発達者と同じように、
空気を読み、不文律を外れたくない、となれば、
もう気を抜く暇もありません。
自分は何かを見落としていないか、
周囲に悪く思われていないか、
そんなことばかりが気になる毎日です。
ボクはこれまで多くの当事者さんと関わらせていただいています。
そんな彼らの生きなおしのスタートは
「もう、自分は発達障害のある自分でも構わない」
「苦手を抱えたままでも、やれることはあるはず」
「自分にこそできることを、見つけていきたい」
・・・というところに、たどり着くことだと感じます。
そのためにも、障害に無自覚だったり、
受容できないことは、中々いい方向に向かいません。
次回の特性理解ワークは10/7(土)午後。
この障害受容をテーマにお話をさせていただきます。
冒頭の1時間をスピーチ。
残りの3時間を参加者全員でのグループワークです。
じっくり、語り聴き、思いを受け取りあう時間があります。
よかったら、どうぞお越しくださいね。
参加には予約が必要です。
NPO法人アズウィッシュの「発達障害 特性理解ワーク」
テーマ:「発達障害 告知と障害受容 ~無自覚が生む袋小路」
講師:新田かなと
2017.10.7(土)午後 大阪市・浪速区芦原橋 Aダッシュワーク創造館にて
13:00~17:00
【開催要項はこちらです!】
http://aswish.jp/tokuri/
【チラシダウンロードはこちらです!】
http://aswish.jp/wp-content/uploads/2017/08/as-tirasi_tokusei-9-10.pdf
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