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昨日は、「発達障害を共に考える会」の開催日でした。今回はいつもの会場が予約できず、いつもより小さめの定員30名のお部屋での開催ということもあり、満席状態での開催となりました。半分以上が初参加という構成で、また、当事者さんの参加も多かったことから、非常に活発なやり取りが交わされたワークとなりました。今日はそんな様子から記事にしたいと思います。

最初にお詫びです。キャンセル待ちで予約していただいたのに、お越しいただけない方が7名もいらっしゃいました。それこそ、前日まで、予約が入る状況で、何だか申し訳ないならなにやら。また、次の機会には、ぜひご予約いただき、お越しいただければと思います。

さて、今回は非常に濃厚な時間であったように、
僕は感じています。
当事者さんの参加も多く、
また彼らの自己理解度が非常に高く、
抱えている問題のところの表現力が豊かで緻密なので、
もう何回も、この会を開催させていただいている僕ですら、
今日のお話をお聴きしていて
これは、ちょっと他では聞けないような、
すごいことが語られているんじゃないか!

という思いが沸いてくるような一日でした。

お悩みも、多岐に渡っていました。

同居するご家族との関係性の悩み。

職場での上司や同僚・人事部とのかかわりについてのお悩み。

不登校になってしまっているお子さんのことに関するお悩み。

他にも、いろんな悩みが口々に語られて、
参加者同士で、自分の体験談や解決法を伝え合ったり、
思い悩む気持ちに応えていく姿がそこにありました。

今日、目立ったのは、こうしたお話の中で、
当事者さんが抱えている独特の感覚について、
誰かが自分の抱えている感じを話し始めると、
あちこちから呼応するように、
他の方も、そこにある感じを語り始め、
互いに、ずっと抱え続けてきた違和感が、
自分ひとりのものではなかったのだと、
確認しあう当事者さんの姿
でした。

出てきたお話の中には、
僕自身も、「ほぅ~、そんなことを感じてらっしゃったのか」
と思うほどの不思議な感覚が語られていましたので、
また記事にさせていただきたいと思います。
(個人的なエピソードになりますので、
 ご本人の許可を得てから、
 記事にさせていただきたいと思います)

そんな気持ちの共有感は、当事者さんたちにとって、
自分の存在自体を共有しあうこと
であるように感じました。
世間では、自分の存在は否定され続けてこられた彼らです。
そんな方々が、ここでは自らが持つ独自の感覚が、
決して自分だけではないことに安堵するような姿がありました

これもまた、グループワークのひとつの意味なのだろうなぁと、
思いながらお話をお聴きしていました。

・・・・とここまで書かせていただいて、
いやぁ・・・ほんと、今日のワークは濃密だったなぁと、
改めて実感しています。

このブログの記事にさせていただきたいようなエピソードも
幾つも聞かせていただきました。
今日はこのあたりにして、
ご本人さんの許可を得られましたら、
また書かせていただこうと思います。

今日、ご参加いただけた方々も、
残念ながらキャンセル待ちのままで終わった方も、
本当にありがとうございました。
また次の機会に、ぜひお越しくださいね。

P.S.最後に、本日は大阪市西淀川区選出の大阪市会議員の佐々木哲夫さんがお越し下さっておりました。おやじりんくの行事のあとの語らいで、話に熱が入りまして、この方にぜひ、「当事者さんたちが抱えている生の悩みの声をお聴きいただきたい」という思いが込み上げてきました。でもそんなことをお誘いしていいものやらと思いつつも、勇気を出して、「一度、こちらの会にお越しになりませんか」とお伝えしたところ、「ぜひ行かせてもらいます」と言ってくださって、実際来てくださったのです。

この方は、元々中学校の教員もなさっておられて、発達障害のことに関しても非常に熱心に取り組んでらっしゃる議員さんです。

私どものワークは、参加者の気持ちにスポットを当てますので、どちらか言うと「今の政治制度や社会の仕組みを嘆くこと」よりも「今その環境・境遇の中でどう生き抜いていくのか」に焦点を当てていきます。なので、おやじリンクの会でおこるような「参加者からの政治へのご提言」のような動きはあまり起こりません。

でも、それだけに、当事者さんもご家族も支援者さんも、本当に思い悩んで自分の問題をどうにか解決しようと言う、そんなお姿を、ごらんいただけたのではと思います。また、自己理解が進んできた当事者さんたちが語られる世界をお聴きいただけたのではないかと思います。発達障害を持つ人たちが、困難を乗り越えてきたときに、こんな風に自分を理解し、そこを表現し、対策を考えていかれる姿をご覧いただけたのではないかと思っております。

今回のワークの中のやり取りは、佐々木議員に対する直接的なものではありませんでしたが、佐々木議員のご様子を伺っておりましても、そこに語られることの中から、しっかりと沢山のメッセージを受け取っておられる様子が伝わって来ました。お越しくださった上に、熱心に聞き入ってくださった佐々木議員にお礼を述べたいと思い、記事の最後にこのことを書かせていただきました。本当にどうもありがとうございました。また、ご都合が合いましたら、お越しくだされば嬉しく思います。

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家族限定グループワーク
高機能広汎性発達障害のご家族(親族含む)が
ご参加いただけるグループカウンセリングです。
日常を離れ、ゆったりと過ごす時間の中で、
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悩みを語ったり、思いを話したり、
分からないことを聞いてみたり。
互いの経験を交換し合う中で、
問題を一つ一つほどいていく・・・。
そんなグループを目指して、開催しています。
2013.06.14(金)10:00~14:00
大阪市内の貸し会議室で開催
定員10名(要予約)


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2013.7.13(土)
ドーンセンターにて
視知覚認知の観点から、お子さんの学習障害の問題の軽減の可能性についてのお話を、米国国家資格 検眼師の北出先生にお招きし、お話しいただきます。

発達障害を共に考える会
高機能広汎性発達障害の当事者・家族・支援者の
いずれもがご参加いただけます。
共に互いの話に耳を傾け、思いを感じ、
理解を深めていくためのワークです。
「テーマ」を定めてスピーチ付きのワークと、
「ノンテーマフリートーク」のグループカウンセリングのみと、
2通りのワークで開催しています。
次回は、8/24です。