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このところ、当事者さんが周囲に感じる、えも言えないような不安について、記事にしています。今日はそこに寄せられたコメントから記事を書いてみます。

そのコメントは、smokeyさんです。


>周りの人達が得体の知れない人達、と感じることが…

>若い頃は、自分に対する冷ややかなものとして捉えてました。思春期は、得意科目が常に一番、苦手な科目は赤点、というような特異な個性を持ち、我が道を進む私に対して、実際に陰口のようなものはあったはずですが、被害妄想に苦しむことにもなりました。

文章からは、自分がどのように評価を受けているか、そのところで、周りから受けた負の感情によって、自分の中で、より苦しみが膨らんでいた様子を感じます。

>自分の強烈な個性を受け入れ、堂々と生きることが出来るようになりましたが、配置転換などで人的環境が大きく変わると、周りの人達が私に戸惑い、ぎこちない関係が始まり、私には気持ち悪く感じます。

この感覚が、恐らく多くの当事者さんに「もうこの職場には居れない」と感じさせるのではないかと想像します。そして、この感情は、障害特性に根差して起こっているので、気持ちの問題や「すぐに嫌になり放り出す」といった感情的なものではなく、もっと自閉症の根っこから沸き起こる本能的な思いのように、僕は思っています。それだけに、そう簡単にこの思いを払しょくすることはできず、多くの方がもがいてらっしゃるのではないかと、考えます。

>しかし、正直に、駆け引きをせず、損得勘定をせず、悪いことをせず、ずるいことをせず、少々の損は飲み込み、懸命に働き続けることで、愉快に働く私を理解してもらえるようになるまで、或いは、理解してもらえるようになってきたなと私が感じられるまで、そう長くはかからない、ということが、経験上分かってきました。

そこから、smokeyさんが抜けだしたのは、自分らしい生き方を徐々に見付けていかれたのではないかと、感じます。またそれは経験の積み上げによって確信できるようになり、実行できるようになってきた様子もうかがえます。

>ですから、どこかで上手く歯車が噛み合えば、赤点があっても、得意分野でハツラツと生きることは出来るのかも知れません。平均点ばかりの人生よりも楽しい、と思うようにしてます。イチローになれなくても、実話から生まれたドラマの痛快な主人公みたいな人生は沢山あるはずだし、人間的魅力を持っている人は当事者と呼ばれる人達に多いはずです。

僕は、発達障害のある人生をどう生きるのか、この魅力をどう活かすのか・・・それこそが、当事者さんが、この何とも言えない世間を生き抜いていく、道筋になるのではないかと考えています。

そんなところを、smokeyさんのコメントから、考えさせていただきました。

最後も、smokeyさんのお言葉を借りたいと思います。

>どうか、皆さんの歯車が上手く噛み合いますように…


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大阪市内の貸し会議室で開催
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2013.06.08(土)13:10~17:00 開場13:00


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