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さて、今日はYahoo知恵袋から記事を書きたいと思います。
末娘が生後6ヶ月で障害を持っていることに悲嘆した母親を救った存在のお話しです。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1276831512?fr=top_mantenna

さて、その存在とは、10歳の長男だったというのです。

このお母さん、3人目の末娘が生後6ヶ月の時に、
医師から障害を告知されたとか。
3日間泣き続けた母の様子に、
いつもと違いモノを感じ、
長男が声をかけてくれたとか。
母さん、どうしたん?なんか 辛い事があったん?
子どもに話して良いものか、とも思ったというのですが、
お母さんもパニック的だった事もあって、こう言ってしまったとか。

病院でな、○○ちゃん 障害があるって言われたんよ」と。

それに対して息子さんから帰ってきた言葉が、
それって 死ぬ病気?」という質問だったそうです。

ううん、死なんってお医者さんは言ったよ。
でも 普通に学校とかにも通えんかもしれん。
あんたたちも障害のある妹の事、
学校でいろいろ言われるかもしれんよ

とお母さんが答えると・・・

なんだ。たったそれだけの事で母さんは泣きよんか。
○○が死ぬ訳じゃないんなら泣くな。
母さんが泣きよったら○○がかわいそうじゃないか。
○○の障害が母さんに負担だったら、俺が助けてやる。
○○は俺が育ててやる。
誰かが○○を苛めたら俺が守ってやる。
障害があったって俺の妹だって 俺は誰にでも言えるよ。
しょうもない事で泣くな。
」と。

この言葉は、或いは、お兄ちゃんが、まだ障害と言うものを
受け止め切れていないからこそ、だったかもしれません。
また、妹の障害という事実が、
自分たちにどんなことをもたらすかを
理解し切れていない子どもの言葉だったかもしれません。

しかし、このお母さんにとって、
何よりも心強い言葉だったんじゃないか
と、僕は思ったのです。

実際このお兄ちゃんは、
オムツを変えたり、
お風呂に一緒に入ったり、
社会人になって家を出るまで、
末の妹をずっと可愛がってくれたといいます。

そしてこの娘さんは、今はもう一緒に住めなくとも、
世界で一番お兄ちゃんが好きなんだそうです。

僕らは、先行きの見通し・・・というのがあるばかりに、
まだ起こってもいないことを悲嘆したり、
どうして行けばいいのだろうと悩んだり、
また、子どもの将来の自立を思う余り、
「こんなことではいけない」とか、
「そんな風にしていると、大変なことになる」
などと考えがちなのかもしれません。

でも、障害を持つ子を育てる母親に必要なのは、
「ああしたらいい」「こうすべきじゃないか」
とアドバイスしてくれる人だけではなく

その子の在り様を、一緒にそのままに受容し、
その子が歩む小さな成長のステップを、一緒に喜び、
共に、子どもの苦悩を抱えて、共に歩んでくれる協力者
・・・なのかもしれませんね。

そして、子どもにとって必要なのは、
今の状況をともに歩んでくれる存在なのかもしれませんね。
そんな存在が、母親だけではなく、
家族に一人でも増えていくことが、
お子さんにとって、一番幸せなこと
なのかもしれません。


僕自身自分を振り返ると、長男のことでは、
家内に対してそんな風に接することが、
随分と長い間出来なかった気がします。
子どもの特性との間であつれきを起こしてしまう妻に、
同じ思いで寄り添うことが出来ずに、
彼女を苦しめたんだろう
と、思い出したのです。

そして、今の息子のことを考えると、
僕も、ふと気が付くと、子どもを叱っている自分が居ます。
子どもの将来を見通す事も大切なのですが、
やはり、子どもの今の幸せも大切にしたいと、
このお話しを読んで、一層思ったのでした。

もし子どもに厳しくせざるを得ない時間があったなら、
それを埋め合わせて充分なほどの楽しい時間を、
子どもと共に過ごしたいと思ったのです。

今日は、障害を持つ末娘と、
そのお母さんとおにいちゃんのお話から、
障害のある子を持つこと、
そして家族は母親とその子に、
どう関わっていけば良いのかについて、
思いを巡らせてみました。

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