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「ご自由にお話ください」そう言われると、戸惑う当事者さんもいらっしゃるようです。自由な時間を好む傾向が強いのが、定型発達者なのでしょうか。でも、発達障害があると、あまりにも自由であるというのに困ってしまう人達がいます。今日はそんな記事を書きますね。


僕は、普段、発達障害者の方に集まっていただいて、グループカウンセリングをやっています。フリートークの時間というのがあって、「何でも思っていること、感じていることをご自由にお話ください」と切り出して話していただくことがあります。しかし、こんなやり方を困ってしまう発達障害者がいるというのです。どちらかというと、話すテーマを絞ってもらった方が話しやすいというのです。

この状態、「自由を好まない」と表現するのはちょっと違う気がします。
「自由にしていい」と言われると、
「何をしていいのか判らなくて困る」
と言った方が、正確そうです。
自分の思う自由の範囲が、周囲の基準か外れていたりしないか、
 ひんしゅくや叱責を買ったりしないか、不安になってしまう

というのが真相ではないかと感じます。
あえて言語化にしましたが、
内面は不安心理で不安定になり
困惑している感じ
といったほうがいいのかもしれません。
「今日は、○○についてお話ください」というやり方の方が、
何を話せばよいのか絞られていて、ありがたいというのです。

さて、高校までは何とかやってきた子が、
大学に入ったところで、
途端にやっていけなくなるケース
があります。
大学と言うところは、高校までに比べると、
個人の最良の幅が広いのでしょうね。
要は「自由すぎることに戸惑う」わけです。
それも「ちょっと困っている」というレベルではありません。
「どうしたら良いの変わらず、混乱してそこに居られなくなる」
というくらいの混乱振りです。
結局「自由が、不自由」になってしまうのですね。

漠然としたルールの中で泳ぐよりも、
ある程度、規律がはっきりした組織の中の方が、
過ごしていきやすい。

そんな傾向が発達障害にはあるようです。今日は自由を不自由と感じてしまう発達障害者のところを記事にしてみました。



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家族限定グループワーク
高機能広汎性発達障害のご家族(親族含む)が
ご参加いただけるグループカウンセリングです。
日常を離れ、ゆったりと過ごす時間の中で、
同じ境遇を持つ人たちの中で、
悩みを語ったり、思いを話したり、
分からないことを聞いてみたり。
互いの経験を交換し合う中で、
問題を一つ一つほどいていく・・・。
そんなグループを目指して、開催しています。
2012.02.15(金)10:00~14:00
大阪市内の貸し会議室で開催
定員10名(要予約)


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高機能広汎性発達障害の当事者・家族・支援者の
いずれもがご参加いただけます。
共に互いの話に耳を傾け、思いを感じ、
理解を深めていくためのワークです。
「テーマ」を定めてスピーチ付きのワークと、
「ノンテーマフリートーク」のグループカウンセリングのみと、
2通りのワークで開催しています。

2013.01.26(土)13:10~17:00 開場13:00
大阪市内にて
定員25名(要予約)
思いを語り、聴き、感じるワーク。
気付きの時間をお楽しみください!