【日本ブログ村】クリック励みになります!

昨日、今年初めての書き下ろし記事に、僕自身の年末年始の長男とのことを記事にしました。何かとイライラさせられて、叱ってしまう場面が多く、反省させられたという記事です。そうしたところ、「うちもそうだ」というコメントを多数お寄せいただきました。グループワークでも、実際、親子関係がこじれてしまっているお話しは、枚挙に暇がありません。今日は、そんなところについて記事にしてみたいと思います。

 一番多くあるのは、お母さんの声として「子どもの障害に長い間気が付かず、失敗や不注意を直そうとする余り、厳しく叱ることが多く、自己否定感を植えつけてしまったばかりか、親子関係も悪くなってしまったのです」というお話しでしょうか。母親は、子どもの日常の面倒を見ていますので、生活自立や日々の勉強に責任を感じていますので、熱心の余り、行き過ぎた叱責になってしまったケースでしょうか。
 思春期以降になると「お母さんが言ってくることは、何かあるに違いない」などと決め付けが起こってしまい、母親が何かを薦めると、ことごとく逆の方に行こうとするので、お母さんとしては「何も声を掛けることが出来ない」といった事態になっているケースもお聞きします。決め付けが、障害特性の思い込みに発展していると、中々思い込みを解くのも難しそうです。

 以前、あるセミナーで聞いた話では「中学生(或いは早い子なら10歳あたりから)にもなれば、発達障害児の場合、異性の親が口を出すのは難しい」と聞きます。何かと感情的なことに発展してしまうケースが多いというのです。沢山の親子を見てこられた先生がおっしゃるのですから、そんな面もあるのでしょうね。確かに、母親と男の子の間で「子どもが全く言うことをきかない」というお話しは多い気もしますが、女の子とのケースでもお聞きするので、子どもの性別に関わらず起きる問題とも感じます。

親御さんにしてみれば、
どこか危なっかしいお子さんの様子に、
どうにも口出しをしない訳にはいかないし、
何かを言ったり、すれば、揉め事になってしまうし


行動を起こしても、思いとどまっても、
どちらもトラブルになるような状態で、
「いったいどうすればいいのか」と、八方塞な様子
です。

以前、「発達障害を共に考える会」で
この話題が中心になったことがありますが、
親御さんからのこうした悩みに対して、
当事者さんが声をそろえておっしゃったのは
とにかく、まずは見守って欲しい
たとえ失敗しても、納得してやらせて欲しい
というものでした。

自分で選んだ道で失敗したことは身になるが、
 やらされた道で失敗しても、
 やらせた人のせいにばかり思ってしまって、
 全く身にならない
」という声もありました。

こう聞かせていただくと「なるほど」と思う反面、
でも、全く口出しをしないとどうなってしまうのだろう」と、
どこか心配そうな親御さんの表情が印象的でした。

支援についてのお話のときに、
余りに先回りしすぎて、子どもの伸びシロをつぶさないように
ということをお聞きします。
言葉では判っているのですが、
実際、中々難しいところでもあります。

もし何かを伝えたいなら、声を荒らげずに、
出来るだけ穏やかに言って聞かせるように・・・、
とは思うのですが、
「感情の壁」ゆえに、動いてしまう気持ちもあるんですよねぇ。

僕的には、言い過ぎたと思ったら、
夜寝る前やお風呂タイムなんかに、
申し訳ない気持ちをちゃんと伝え、
どういうことが言いたくて怒ってしまったのかを、
出来るだけ丁寧に伝えるように気をつけては居ます。

でも、これでいいのかなぁ・・・・、
いいのだろうか・・・・と思い悩むこと仕切りです。
なんとも、難しいですよね・・・・永遠の課題のような気がします。


皆さんのクリックがとても励みになります。
いつもありがとうございます!
【日本ブログ村】 1日1クリックぽちっとお願いします!
ブログリンクバナー1 ブログリンクバナー3 ブログリンクバナー2 


発達障害者支援団体こころぴあビレッジ 行事ご予約はこちらから】
http://cocopv.jpn.org/yoyaku.html

発達障害者支援団体こころぴあビレッジ 行事のご案内】
家族限定グループワーク
高機能広汎性発達障害のご家族(親族含む)が
ご参加いただけるグループカウンセリングです。
日常を離れ、ゆったりと過ごす時間の中で、
同じ境遇を持つ人たちの中で、
悩みを語ったり、思いを話したり、
分からないことを聞いてみたり。
互いの経験を交換し合う中で、
問題を一つ一つほどいていく・・・。
そんなグループを目指して、開催しています。
2012.02.15(金)10:00~14:00
大阪市内の貸し会議室で開催
定員10名(要予約)


発達障害を共に考える会
高機能広汎性発達障害の当事者・家族・支援者の
いずれもがご参加いただけます。
共に互いの話に耳を傾け、思いを感じ、
理解を深めていくためのワークです。
「テーマ」を定めてスピーチ付きのワークと、
「ノンテーマフリートーク」のグループカウンセリングのみと、
2通りのワークで開催しています。

2013.01.26(土)13:10~17:00 開場13:00
大阪市内にて
定員25名(要予約)
思いを語り、聴き、感じるワーク。
気付きの時間をお楽しみください!