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今日は、広汎性発達障害者とADHDとの関係性について記事にしたいと思います。日本では同じ「発達障害」というカテゴリーに組み入れられている両者ですが、日常生活や支援というところを考えると、難しい相性問題があるというお話です。今日はそんな記事です。

先日、知り合いのお母さんが、あるセミナーに参加されました。
長年、発達障害児支援に携わってこられて、
今は大学で教員をされている先生のお話です。
その話しを、伝聞でお聞きしたところ、
興味深いことがあったので記事にしたいと思います。

この先生・・・
発達障害児とADHD児を、日常生活の中で、
あまり近くに共存させるのは好ましくない

とおっしゃったそうなのです。

衝動が抑えにくく、多動や衝動的行動が激しく、
情動的な傾向を持つADHD
と、
感覚過敏などがあり、
静かな環境を望む発達障害児
ですから、
両者が求める環境は合わないということらしいです。
しかも後者はパニックを起こしがちです。
どうも相性はよくないというのです。

この両者が一緒になると、
しんどい思いをすることになりやすいのは、
発達障害児の方であることが多いとか。


僕自身も、似たようなお話を聞いたことがあります。
ある成人の広汎性発達障害の方から・・・。
その方が、とある当事者会に行ってみたところ、
ADHD主体の会であったところで、
非常に騒がしく、また交わされる会話も情動的であったため、
居るだけでしんどかった
というのです。


【医療と支援では、違うのかも・・・】
広汎性発達障害児の中には、
幼児期に激しい多動を示す子が居ます。
このことは一昨日の記事にも書きました。

コンサータやストラテラなどの
投薬治療としての対処法で共通することから、
医療レベルで言うと、
両者は同じグループで扱ったほうが良いと、
医師は考えるのかもしれませんね。
ただ、支援レベルで考えると、
両者は、好ましい生活環境というところで、
必ずしも近接して共存させるのは
良くないという考えもあるようなのです。

僕自身も、成人発達障害者の支援のところでは、
全く同じとは行かないのではないか
・・・という思いを、以前から持っていました。
このことは、昨日の記事にも書かせていただきました。

今回のお話は、学童期の支援者からも、
同じ意見を得たというところで、
興味深く聞かせていただきました。

支援者といってもいろんな携わり方があり、
また支援法も多彩ですから、
いろいろな意見もあるのでしょうが、
こういった考えを持っている方も
いらっしゃるのだなぁと思ったところです。

ブログのコメントなどを見ていますと、時々、
兄弟でADHDと広汎性発達障害児というご家庭をお見受けします。
実際のところ、どうなのだろうかなぁ・・・などと思うところです。

今日は、広汎性発達障害とADHDの相性について、記事にしまた。


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