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今日は、一昨日の記事に引き続き、9/22のビジョントレーニングセミナー
の様子から記事にしたいと思います。

さて、この会では、第1部として、僕が講師となりまして
高機能広汎性発達障害児の
 学童期の学校への支援の求め方

・・・というテーマのお話をさせていただきました。

このことを話したいと思った動機は、
うちのグループワークに来てくださるお母さん方のお話に、
学校の理解が得られず、子どもを守ってもらうことが出来ずに、
困っておられる方が大変多い
ことなのです。

僕自身も、息子に診断が降りる以前から、
保育園時代も小学校時代も、
このことには考えさせられることが多く、
いつも家内だけではなく、
僕も同行して、先生方に説明をさせていただき、
何とか理解を得て、息子の味方になっていただけるよう、
努力、工夫をしてきたので、そのお気持ちはよく判るのです。

そのようにしていても、トラブルは起こりますし、
その時々で先生方に説明したり、話し合ったり。
そんなことをこれまで続けてきました。

僕の経験や感じてきたところなど、
取るに足らないかもしれないのですが、
出来るところでお話したいと、
北出先生にお願いして、セミナーに時間をいただいたのです。


さて、発達障害児の行動は、時には周囲に不可解に映ります
行動の一つ一つには大抵理由があるのですが、
その理由が、一般の子達とは違う構造で成り立っており、
中々判りにくいのが原因
なのだと思います。

また、その行動は、一般的に「集団の和を乱す」と映りがちで、
「必要な我慢が出来ない子」であるとか、
「とっぴな行動をする不可解な子」と見られがちです。

そこを誤解されたままで居ると、
「子どもに必要な配慮」は「無理な特別扱い」と見られますし、
「クラスの雰囲気作りの阻害要因」とみなされたり、
「周囲の子への悪影響」と決め付けられると、
子どもは、針のむしろに置かれることになってしまいますよね。

当日もご説明したのですが、
僕は、このことを説明する上で、
まず3つのことが大切なのではないかと思っています。

ひとつは、三つ組の特性だけを説明しても、
子どもの苦悩をわかってもらうことはできない
・・・
という事実。
発達障害に関する知識は、本やセミナー・あるいは研修会などで、
ある程度知られるようになってきています。
しかし、その説明の中心は、「三つ組の特性」です。
でも、子ども達の生活レベルでの困りごとは、
これだけでは済みません


そこをどう説明していくか・・・・ここに掛かっていると感じます。

もうひとつは、そもそも発達障害の定義であったり、
診断名にまつわる混乱が、
親御さんも困惑させているし、
教職員も困惑させている
ように思います。

説明する側の親御さんも、聞く側の教職員も、
ここを一度、整理する必要があるように、僕は思うのです。

その上で、三つ目に、
子ども達の学校生活での困りごとを、
より具体的に説明し、その対策を一緒に探していくこと

・・・が大切なように感じます。

セミナー当日は、その説明のために、ひとつの小冊子をご用意し、
参加者全員に配布いたしました。
この小冊子については、また別の記事で触れますね。

このことは、非常に大きなテーマではありますが、
今後、ブログの記事で、取り上げてみたいと思います。
また、お読みいただけると嬉しいです。


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発達障害者支援団体こころぴあビレッジ 行事ご予約はこちらから】
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発達障害者支援団体こころぴあビレッジ 行事のご案内】
家族限定グループワーク
高機能広汎性発達障害のご家族(親族含む)が
ご参加いただけるグループカウンセリングです。
日常を離れ、ゆったりと過ごす時間の中で、
同じ境遇を持つ人たちの中で、
悩みを語ったり、思いを話したり、
分からないことを聞いてみたり。
互いの経験を交換し合う中で、
問題を一つ一つほどいていく・・・。
そんなグループを目指して、開催しています。
2012.10.12(金)10:00~14:00
大阪市内の貸し会議室で開催
定員10名(要予約)


発達障害を共に考える会
高機能広汎性発達障害の当事者・家族・支援者の
いずれもがご参加いただけます。
共に互いの話に耳を傾け、思いを感じ、
理解を深めていくためのワークです。
「テーマ」を定めてスピーチ付きのワークと、
「ノンテーマフリートーク」のグループカウンセリングのみと、
2通りのワークで開催しています。

2012.10.27(土)13:15~18:00 開場13:00
大阪市北区にて
テーマ:ノンテーマフリートーク
定員25名(要予約)
思いを語り、聴き、感じるワーク。
気付きの時間をお楽しみください!





フェルデンクライス・ボディーワーク教室は、
8・9月いっぱいは、お休みといたします。