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発達障害部門 第5位

グループワークを開催していますと、発達障害に関わる色々な方のお話を聞かせていただけます。当事者さん、親御さん、ご兄弟、親戚、ご夫婦。それぞれの関係の中で、皆さん悩みを抱えてらっしゃいます。この障害の現実として悲しく思うのは、こうした全ての関係において、人間関係のこじれや感情的な軋轢が見られることです。その1つに、「親が、やりたいことをさせてくれなかった」と嘆く当事者さんの声です。今日はその原因のひとつについて考えてみたいと思います。

発達障害の親の側の行動の問題点として、
お子さんが青年期や後思春期にもなっていると、
過干渉の問題が、どうも出てくるようです。

親御さんにしてみれば、
どこか精神年齢的に幼げで、
先の見通しよりも、思いついたら
どんどん行動するようなお子さんのところに不安を感じて、
どうしても口出しをやめられない傾向があるようです。

一方、当事者さん自身にしてみれば、
経験もしてないことは、見通しが立たない傾向が、
過干渉への反発を生むようです。

定型発達者と当事者さんの大きな違いは、
未経験なことに対する見通しだと、僕は感じて居ます。
定型発達者は、ある程度近い経験を通して、
想像力を駆使して、未経験なことにも判断をしていきます。

しかし、当事者さんは
「やってみなければ分からない」
という現実と、実感を持っています。

なので、「まだやってもいないことを止められた
というのは、本人にはどうしても納得がいかないようです。

今僕が思いますのは、
完全に成人になってから試そうとしても、
これは結構、リスクが高くなってきます。
なので、高校生・大学生の時代に、
いろいろとやりたいことを経験してもらう方が、
いいように感じます。

例えば、お子さんが「看護師になりたい」と言ったとして、
「そんな人間関係のややこしい職場は無理だろう」
と親御さんは感じたとしても、
いきなり「無理だよ。」「やめた方がいい」ではなく、
例えば、看護助手や補助員のアルバイトなどを探してきて、
一回は経験してもらうのが良いように感じます。

「やりたいことをやらせてもらえなかった」
こう嘆く当事者さんは結構多いです。
親御さんの気持ちも分かるのですが、
経験を通して、無理なことを悟ってもらう方が、
ずっといいように感じます。

今日は、「見通し」より「経験」のところを記事にしました。

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発達障害者支援団体こころぴあビレッジ 行事ご予約はこちらから】
http://cocopv.jpn.org/yoyaku.html

発達障害者支援団体こころぴあビレッジ 行事のご案内】
家族限定グループワーク
高機能広汎性発達障害のご家族(親族含む)が
ご参加いただけるグループカウンセリングです。
日常を離れ、ゆったりと過ごす時間の中で、
同じ境遇を持つ人たちの中で、
悩みを語ったり、思いを話したり、
分からないことを聞いてみたり。
互いの経験を交換し合う中で、
問題を一つ一つほどいていく・・・。
そんなグループを目指して、開催しています。
2012.7.13(金)10:00~14:00
大阪市内の貸し会議室で開催
定員10名(要予約)


発達障害を共に考える会
高機能広汎性発達障害の当事者・家族・支援者の
いずれもがご参加いただけます。
共に互いの話に耳を傾け、思いを感じ、
理解を深めていくためのワークです。
「テーマ」を定めてスピーチ付きのワークと、
「ノンテーマフリートーク」のグループカウンセリングのみと、
2通りのワークで開催しています。

第2回 みんなで発達障害を考える会 in龍谷大学」 主催:サークル囲炉裏
京都で大学生向けのエンカウンターグループを企画されるサークル囲炉裏さんより、講師としてお招きいただきました。予約はいつものフォームから出来ますよ!
2012.07.28(土)
13:00~18:00 開場12:45
会費 無料(ただし資料作成代 300円)
龍谷大学 深草キャンバス 4号館 511号室
(申し込み人数によっては、教室が変わる場合もあります)
JR奈良線「稲荷」駅下車、南西へ徒歩約11分
京阪本線「深草」駅下車、西へ徒歩約6分
京都市営地下鉄烏丸線「くいな橋」駅下車、東へ徒歩約7分
http://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/traffic/t_fukakusa.html


フェルデンクライス・ボディーワーク教室は、
6・7月いっぱいは、お休みといたします。