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発達障害部門 第3位

私どものグループワークに、おかげさまで多くの親御さんたちが訪ねて来て下さいます。いろいろな悩みを抱える方がこられるのですが、割合に多い2つのパターンがございます。それは、高校・大学あたりまで順調に来ていた子達が、急につまづくパターンです。今日はそこについて記事にします。

もう少し詳しくお話しますと、
まず一つ目のパターンは、
大学まで順調に行ったように親御さんは感じておられます。
しかし、いざ就職してみると大きく挫折し、
何度か職を変えても、定着できず、
困ってらっしゃるケース
です。

そして二つ目は、
高校まで順調に来たお子さんが、
大学時代につまずいて、学校に行けなくなり、
やがて、不登校から引きこもりに至るケース
です。

ぼくは前者のケースは、孤立型から
受動・積極奇異のいずれのタイプにも起こり得ると考えますが、
後者のケースついては、比較的、受容型に
このようなパターンが多いのではと考えています。

受動型の子達は、学校で問題行動も少なく、
学業も普通以上であったりすると、
学校の先生にもノーマーク
となりがちです。

親御さんも、何事もなくやっているのだろうと、
発達障害の問題が放置されてきたのでしょうね。

でも、きっと当事者さん本人は、
自分の持つ特性から来る違和感に
苦しんでらっしゃった
でしょう。
或いは、苦しんではいたけれども、
自分の苦しさの大きさには自覚が薄かったかもしれません。
自分の感情をしっかりと把握しきれない特性を持つ方も、
多くいらっしゃいますからね。

しかし、心はずっと悲鳴を上げていたはずです。
やがて、その限界がやってきたときに、
周囲は戸惑う事になったのではないでしょうか


或いは、真面目で頑張り屋さんの発達障害者の事です。
周囲からの期待にこたえようと、
ずっと無理を続けてきたのかもしれません。
集中力が高いのもこの方々の特徴ですが、
自分の限界の見極めが上手くはいかず、
無理を続けた上、ポッキリと折れる傾向も少なくありません。
急に無気力になってしまったという事は、
そんな風に気力も体力もなえてしまったのでしょうね。

しかし、考えようによっては、
早くに悲鳴を上げることが出来た
ともいえるかもしれません。
そのまま、限界を超えずに社会に出たとしても、
きっと、前者のケースになったように感じます。
そうならずに自立できるとは、とても思えないのです。

ですから、こうした状態が起こったという事は、
問題を早く発見できた」という事かもしれませんね。

そうは言っても、親御さんの戸惑いは大きいでしょうし、
起こった問題を目の前にして、
どう対処してよいものやら困ってらっしゃるのは、
紛れもないことでしょうけどね。

もし、既に無気力な状態になってらっしゃるなら、
うつ病からの回復を目指して、
一時的な休養は必要かもしれませんね。

しかし、あまりに居心地のよいシェルターになるのも、
また他の問題を生むようにも感じます。

さじ加減が、非常に難しいですね。

今日は、大学でぽきりと折れるケースについて、
考えてみました。

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2012.7.13(金)10:00~14:00
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     ~三つ組の特性だけでは語れないもの

2012.07.28(土)
13:00~18:00 開場12:45
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(申し込み人数によっては、教室が変わる場合もあります)
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