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今日は、青年期、あるいは成人期発達障害者が、窮地に追い込まれる中で、環境を変えたがる傾向について記事にしてみます。

おかげさまで、ぼくは、多くの成人当事者さんと
お話をする機会に恵まれています。
彼らの今の苦悩、過去の苦悩、
いろいろなお話を聞かせていただいています。

そんな中で、ひとつ感じる傾向があります。
それは当事者さんの「環境変化願望」です。
発達障害者の生活には、
周囲の不理解や障害特性からくる困難がありますので、
なんらかの苦境に立たされることが多いように感じます。

そんな時に、思い切って大きく環境を変えるお話をよく聞きます。

中学高校と対人関係がうまくいかないと、
大学は地元を離れて、進学してみたり。
職場でしんどい状況が続くと、
退職して、新しい環境を求めたり。

そのこと事態は悪いことではないと僕は考えます。
ただ、すこし期待の飛躍が大きいケースも見受けます。

環境を変えて、大学にいけば、きっと友人も出来るだろう。
職場を変えれば、やっていけるはず。
少しきつい言葉になりますが、
そこに、これまでうまくいかなかったのは、
周囲に問題があるという意識も多少あるかも。

ただ、弁護するわけではないのですが、ひとつ申し上げたいのは、
そう思ってしまうのも、決して間違いではないと僕は思っています。
それくらい、社会や周囲の理解は乏しく、
当事者さんにとって生きづらい環境でしょうからね。

ただ、もうひとついえるのは、
今の日本においては、どこにいっても、
その状況は、大きくは変わらない
という現状もあります。
非常に悲しいことですけどね。

なぜこんな記事を書くかというと、
その期待が大きすぎるばかりに、
実際移ってみて、大きく失望されるケースを、
余りにもたくさん見受ける
のです。

そこにはゼロ百傾向も関係しているのかもしれませんね。
止めるときはスパッとやめ、
次の環境に思いは囚われているのかも。
そして、大きな期待を抱き、その分失望も大きいのかも。

ただ、僕はもうひとつ思うことがあります。
こうした環境を移すという経験は、
あるいは当事者さんには必要なことかもしれない
と。
「変えても、そんなに変わらないよ」と言われるよりも、
実際に変えてみて、どんな風だったのか、
肌身で感じて学ぶことも要る
のでしょうね。
こうした繰り返しも、成長の過程として必要なのではないかと。

ただ、余りに大きく期待しすぎると、
失望も大きいかもしれませんね。
期待しすぎず、夢と展望を持って、
挑戦していくのがいいかもしれませんね。

今日は当事者さんが、
環境を変えたくなりがちな傾向について記事にしてみました。

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発達障害者支援団体こころぴあビレッジ 行事ご予約はこちらから】
http://cocopv.jpn.org/yoyaku.html

発達障害者支援団体こころぴあビレッジ 行事のご案内】
家族限定グループワーク
高機能広汎性発達障害のご家族(親族含む)が
ご参加いただけるグループカウンセリングです。
日常を離れ、ゆったりと過ごす時間の中で、
同じ境遇を持つ人たちの中で、
悩みを語ったり、思いを話したり、
分からないことを聞いてみたり。
互いの経験を交換し合う中で、
問題を一つ一つほどいていく・・・。
そんなグループを目指して、開催しています。
2012.7.13(金)10:00~14:00
大阪市内の貸し会議室で開催
定員10名(要予約)


発達障害を共に考える会
高機能広汎性発達障害の当事者・家族・支援者の
いずれもがご参加いただけます。
共に互いの話に耳を傾け、思いを感じ、
理解を深めていくためのワークです。
「テーマ」を定めてスピーチ付きのワークと、
「ノンテーマフリートーク」のグループカウンセリングのみと、
2通りのワークで開催しています。

2012.06.23(土)大阪市内の貸し会議室にて
「発達障害をともに考える会」(主催:こころぴあビレッジ)
テーマ「当事者さんが本当に望む支援ってなんだろう
     ~アダルトチルドレン+発達障害の苦悩、
       普通を求められ、押し付けられた子育ての問題点


今回は、第2回に「さまよう成人発達障害 誤診問題と精神科薬との付き合い方について」でスピーチをしていただいた、S.Sさんの再登板です。テーマは、自らの家庭環境を振り返る中で、親子関係におけるアダルトチルドレン(機能不全家族)+発達障害が重なったという状況や、「普通」を求められ、押し付けられた子育てなど、自身が受けてこられた不適切なかかわりについて、まず語られます。次に、これまでの成長過程において嬉しかった周囲の人たちの関わりについて掘り下げていかれ、「いつでも寄りかかれる人」というS.Sさんの思う理想の支援者の関わりへと話は移ってまいります。

第2回 みんなで発達障害を考える会 in龍谷大学」 主催:サークル囲炉裏
京都で大学生向けのエンカウンターグループを企画されるサークル囲炉裏さんより、講師としてお招きいただきました。予約はいつものフォームから出来ますよ!
2012.07.28(土)
13:00~18:00 開場12:45
会費 無料(ただし資料作成代 300円)
龍谷大学 深草キャンバス 4号館 511号室
(申し込み人数によっては、教室が変わる場合もあります)
JR奈良線「稲荷」駅下車、南西へ徒歩約11分
京阪本線「深草」駅下車、西へ徒歩約6分
京都市営地下鉄烏丸線「くいな橋」駅下車、東へ徒歩約7分
http://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/traffic/t_fukakusa.html


フェルデンクライス・ボディーワーク教室は、
6月いっぱいは、お休みといたします。