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維新の会の騒動ですが、ようやく5月の法案提出を白紙撤回したことでひと段落着くかと思いましたが、昨日親学サイドより反論文がネット上にUPされ収束が出来ない状態となっています。今日はそこについて考えて見ます。

まず最初に、今回の騒動で、
僕は初めて親学のHPを見に行きましたが、
その学論には異論はありません。
発達障害のはの字もなく、
親たるものはと・・・論が述べられています。
あたかも、「真」であるかのように、僕も感じそうでした。
多数の国会議員が超党派で議連まで組んだのも
判るような気はします。
しかし、一方、
ネット上に散見されるT氏の講演録や発言記録を読むと、
その裏に込められているものは、
とても「真」とはいえないものだと感じています。
親学の表向きは「真」であっても、
その論を解いている人が持っている親学観が真であるかは、
大いに疑わざるを得ないと考えています。

さて、反論文を紹介されているサイトがあるのでリンクを張りますね。

http://blog.livedoor.jp/woodgate1313-sakaiappeal/archives/6686525.html

読ませていただいて、正直なところ、詳細にまで反論する気がいたしません。あちこちに問題がありますが、そんなことよりも、「根本の誤り」を指摘すれば十分かと思っております。

根本の誤りとは、
虐待による発達障害に似た事例があったとしても、
 元来というか、本来の発達障害は、
 虐待で起こるものでないのは明白である
」という事実です。

この根本がずれている訳で、
その他にも文章内にはおかしな記述が多々ありますが、
それらに一つ一つ反証する必要はなく、
根本の誤りを指摘すれば、
前提条件の誤りを指摘すれば、
反証としては十分
かと思いました。

なぜなら、たとえば、
インフルエンザに似た症状の新型感染症が多発したとして、
ある時期インフルエンザのウィルスとは別物だと判明したとします。
そうすると、医師は当然ながら、タミフルは投与しません。
その後、新型感染症のワクチンが開発されたとして、
まかり間違っても、インフルエンザ陽性患者に、
新ワクチンを投与する医者は居ません。
(今回の「発達障害の親にも、親学を」にあたります。)
また、インフルエンザが、新型感染症のウイルスにより
起こったと言う人など、いる訳もありません。
(「虐待が原因で、発達障害が起こる」にあたる部分です。)

ただそれだけのことですよね。

つまり、「虐待児に発達障害に似た症例」
が新たに発見されたとして、
この症例には、親学が必要だったとしても、
もともと元来の発達障害者の親に
親学を処置する必要性はまったくないし、
ましてや、「発達障害」の原因が虐待であるなどという論が、
「真」であるわけがありません


この誤った仮説に基づいて語られている文章なら、
その詳細にいちいち反論する必要はなく、
本論・本筋である、根本の誤りを指摘すれば、
それで十分かと考えています。

つまり、誤った根本を、いくらまことしやかな学者の研究成果や、
WHOの見解などで飾り立てたところで、
それは真実に見えるような装飾をしているに過ぎません。
根本の誤りを、装飾品でいくら偽装しようとも、
偽は偽
な訳です。

また、親学サイドが、自分たちの学論の普及に当たり、
社会で問題化している発達障害に関連付けたほうが、
よりセンセーショナルにマスコミに取り上げられるだろうと、
戦略的に仕掛けているのは明らかですので、
なかなか引っ込みもつかないのでしょうが、
それもまたあきれた話だと、僕は思います。


今回の反論分に関しましての僕の感想と、
反証は以上となります。

皆さんはいかがお考えでしょうか。

P.S.ひとことでいうと、ただでさえ迷惑がかかっているのに、
  もう、いい加減にして欲しいというのが本音です。

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