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発達障害部門 第5位

今日は発達障害の特性として、三つ組以外の特性のうち、カラダの協調運動の苦手について記事にしてみます。

発達障害があると、
手先の不器用さがあるといわれますが、
体を使うことに関しては、
もっと複雑に障害が関与している事が知られています。
体の複数のパーツを
連携して使うような動作に苦手がある
ようなのです。

【楽器演奏に関すること・・・】
例えば、たて笛(リコーダー)なんかは、
多くの発達障害児がつまづくハードルのひとつです。

定型発達者は特に意識もしていないでしょうが、
たて笛の演奏には、体の複数のパーツの連携を要します。
右指と左指をそれぞれに動かすほか、
指の動きにタイミングを合わせ、
息を吹き込む動作を要求されます。
さらに、譜面を目で追いながら、情報処理をして、
次々と手指の動きに、吹く動作を連携させなければなりません。

ともすれば、簡単なピアノ曲の演奏よりも、
余程、複雑な動きを求められるかもしれません。
うちの長男も、たて笛は余り得意とはいえませんでしたね。

でも、不思議なことに、発達障害があると
ピアノの両手演奏ができないかと言うと、
そんな事はないようです。
上達には苦労するかもしれませんが、
僕の知り合いの娘さんにも、
上手に演奏される方外らしゃ居ます。
よく言われることですが、
本人の意欲に基づいた努力が、
障害を克服していくようなのです。
これは、どんな事にでも言えることなのでしょうが、
発達障害の場合は特に本人の意欲が重要なようです。


【なわとびや器械体操・・・】
苦手の話に戻って、縄跳びなんかも、同様です。
飛ぶという動作と、縄をまわすことの連携が要るわけです。
一見、単純な動作のようで、
うちの子もかなり苦労していました。

2~3回飛ぶだけなら、
ちょっとの練習で出来るようになりましたが、
それ以上に回数が伸ばせないのです。

一般的には、10回・20回と飛ぶためには、
縄を1回まわす間に、足は二回飛ぶやり方が、
よく使われるようです。
50回・100回と伸ばしていくには、
シングルの飛び方よりも、このダブルの飛び方の方が、
定型発達の子達にはやりやすいようです。
トン~トン!トン~トン!トン~トン!と足で2度リズムを刻みながら、
1~トン!2~トン!3~トン!と縄を回し、
ダブルステップでジャンプを刻みながら飛んでいくわけです。

でも、うちの子は、このダブルステップを
どうしても身に着けることが出来ませんでした。
なので、どんなに頑張っても、
連続ジャンプは3~4回がやっとだったのです。
親子で2~3か月、夕食後に毎日練習しましたが、
とうとう、最後まで習得は無理でしたね。

ただ、この話し、これで終わらないのです。
連夜の練習もあきらめて、数ヶ月した頃に、
息子が突然、
今日なぁ、学校でなわとび30回飛べたでぇ
といってきたのです。
えっ!すごいやん!」と見せてもらったら、
なんとも、不思議な飛び方をしていましたね。

シングルステップのジャンプで、
しかも結構な高速ジャンプなのです。
かなりのスピードで縄を回していたのです。

定型の子達なら、こんな飛び方では、
回数を重ねるのはかえって難しいでしょうね。
僕にも、とてもまねの出来ない飛び方です。
でも、確かにその飛び方で、30回、40回と
記録を伸ばしていくのです。

【独自のやり方で克服していくこともある】
発達障害があると、
確かにカラダの連係動作に苦手があるようです。
でも、その克服は、時に個性的なやり方であったりするようです。

別の事例では、注射がどうしても上手くできない新米看護師が、
出来るようになってみたら、
先輩達には決してまねの出来ないやり方を身に着けたといいます。
よく、そんなやり方で、(注射を)打てるね
と感心されるそうなのですが、
本人にはそれが一番しっくり来るというのです。

単に連携運動が苦手というだけではなく、
克服の方法が、独自の動きであるというのも、
ある種、発達障害のユニークなところ
といえるかもしれません。
個性的なんでしょうね。

動作のやり方によっては、そんなユニークな方法が、
からかいの対象になることもあるようで、
発達障害児、あるいは大人の方たちも、
いろんな場面で傷つけられてしまうこともあるそうです。
折角、努力して克服したというのに、
そんなのは、なんか、残念ですよね・・・。

今日は、発達障害の連係動作の苦手について記事にしてみました。


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