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昨日は上司と部下が、それぞれに100%ではなく70%を目指して仕事をしていると書きました。では、定型発達はどのようにして、仕事に対して、どの部分の30%はやらなくてよくて、どの部分の70%はやらなければいけないと判断をつけるのでしょう。それも、想像性の能力のなせる業なのでしょうか。今日はそのあたりについて、僕なりに思う手段と手立てを書いてみたいと思います。

【不真面目、生真面目、非真面目・・・・】
昨日の話しも、今日の話も、恥ずかしながら、
僕とて、判るようになったのは、
30歳前後だったかもしれません。

会社に入って2~3年したころに、
ある先輩から、「非まじめ」について教わりました。
きっと僕は当時クソ真面目だったのでしょうね。

先輩はある日、とても優しい目で、
「仕事というのはな・・・。
 『不真面目』では話にならん。
 でも『生真面目」もだめ。
 『不真面目』でもなく、『生真面目」でもない、
 『非真面目』くらいでないとだめなんだ」と言ってくださいました。

要は、100%の仕事を30%や40%では話にならないけど、
いつも100%を成し遂げようと、
無理を通してまでこだわってはいけない。
70%くらいの達成率で、こなしていくことが大切だと、
諭してくださったのです。

正直、ぼくはこの話を聞いて、
すぐにはよく分かりませんでした。
実際、どこを抜けばよいのか、
なにに注力すればよいのか。
それもすぐにはわかりませんでした。

そういうことが見えてきたのは、
それから5年以上たってからかもしれません。

【適正なラインはどうやって決まっているのか・・・】
では、職場における30%は誰が決めているのでしょう。
僕が思うに、それは「労働者側の総意」が直接関与者。
そして「管理職側の意思」が間接的関与者だと考えています。
要は、比較的、働く側が主導権を握っているということです。
そして、達成する70%と無理をしない30%前後のラインは、
管理職と部下の綱引きで決まっていることになります。

具体的に言うと、会議などの公式な場ではなく、
同僚同士の普段の会話や、
比較的近い先輩後輩などの砕けた会話の中で、
互いに情報交換をして、すり合わせをし、
やがて、その職場の雰囲気として
定着していく
ということなのでしょう。

発達障害の方が、職場の雰囲気に、
うまくなじんでいけないことが多いのは、
こうしたコミュニティーに入りそこなって、
周囲とのレベリングがうまくいかないために、
やがて、段々と阻害されてしまうから
かもしれません。

【何気ない職場の日常会話も、大切なすり合わせ】 
さて、大切なのは、直属の上司以外の、
相談しやすい誰かということになるのでしょうね。

職場では・・・
「ねぇ、朝、あんなことを言ってたけど、
 あの通りにやると、こんな問題起きない?」
「そりゃ、そうだよ。
 そんな時には、指示通りにしちゃだめだよ。
 そこは、上司もわかっているはずだよ」
などという相談が、
定型同士でも頻繁に行われているのです。

「なぁ、さっき部長が言ってたことって、
 どういう意味なんだろう?」
受けた指示通りにしなければいけないと思っても、
他部門との調整など問題も多く、
簡単にできそうにないとき、こんな会話もされるようです。
「あれは、すべてに当てはまる話じゃなくて、
 ○○なケースのことを想定して言ってるんだよ。
 普段は気にしなくていいの」
「なんだ、そうなのか」
なんて会話も、よくあることなのです。

つまり定型であっても、脳の想像力・想像性の精度は、
それほど高いわけもなく、一人で判断出来ることも限られます。
そこを、周囲との相談や、一見、軽口に見えたとしても、
調整のやり合いや、互いに情報交換しながら、
ラインを見極めているわけです。

こうした職場の仕組みがわかれば、
これまでうまくなじめなかった方たちも、
何かの糸口を見つけられるかもしれませんね。

質問できる相談者を見つけることにも、
当事者さんの場合苦手があって、
簡単なことではないかもしれませんが、
そこに解決の糸口があることを
知っておくのは大切だと考えます。

今日は、周囲とのすり合わせのスキルについて、
記事にしてみました。

正直僕も、若い頃はこうしたことがわからずに、
結構苦労しました。恥ずかしながら・・・・^^。


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