先日、ある当事者さんと話していて、「以前もめた人と再会したのですが、それとなく普通に会話もできましたし、これでやっと休戦状態に入れました。」とおっしゃったのです。そう言われてみると、僕の周囲の当事者さんで、一度決裂してしまった人間関係を、中々うまく修復できないケースのほうが多いように思えてきました。今日はそんなところを記事にして見ます。
当事者さんの人との関わりに触れていると、
言葉を選ばずに書くならば、
「発達障害者の極端な破局」・・・という傾向を感じます。
割合、苦労して人間関係を築いて、
気を使って維持してきた様子なのに、
何かのきっかけで・・・・、
例えば感情のコントロールを失ってしまい、
大きなケンカをしたり、そうでなくとも
「もう、顔も見たくない！」
といった決裂の傾向を感じるのです。
普段は、自分の気持ちの正体をつかみかねる傾向に、
その感情を知ったときのコントロールの問題と、
ゼロ百傾向も関与しているのかもしれませんね。
どうも極端な離別が多いように思うのです。
【当事者さんから見ると判りにくい人間関係の傾向】
さて、そうして考えると、
「定型社会というのは休戦協定の連続」かもしれません。
職場も、近所付き合いも、親戚付き合いも。
表面上は、大きなケンカや言い合いをできるだけ避け、
もしそうしたことになってしまったとしても、
どこかで互いが擦りあわせ合い、
（もしくは擦り寄った振りをし合い）
集団の崩壊を避ける傾向を感じます。
とりあえず、大ケンカは避けて、
人間関係を維持し、
それ以上の揉め事を避けるのでしょうね。
でも、僕が感じるところでは、
定型発達者というのは、
その表面上つくろった鬱憤を、
カゲ口や、水面下の人間関係での阻害などで、
埋め合わせる傾向もありますので、
中々ややこしいのですけどね。
実は僕は、こうしたひとのやり取りはあまり得意でなく、
立ち回りでも失敗が多いかもしれません。
話を戻しまして、当事者の方に
この記事でお伝えしたいことは、
定型社会にこうした傾向があるということです。
他人同士のケンカや言い合いの末に、
数日後以降、妙に取り繕うようなやり取りで、
何もなかったかのように語り合う人たちを見るときに、
混乱があったりするのではないかと思ったのです。
そこに、「定型社会の休戦を求め合う傾向」があると判れば、
少しは、対処に困らないかなと思ったのです。
また、ご自分の対人関係においても、
完全決裂ではなく、たとえ表面上ではあっても、
それとなく休戦状態に持ち込むということも、
選択肢の一つとして、
視野に入るとどうなんだろうと、思ったりします。
障害特性から、あまり得意とは出来ないかも知れませんが、
そうしたやり方もあると判っておくのもいいかと思いました。
今日は「定型社会の休戦を求める傾向」について記事にしてみました。
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当事者・家族・支援者のいずれもが参加出来て、
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今回は、午前に勉強会を開催し、午後はグループワークです。
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