日本ブログ村 クリック励みになります!
発達障害部門 第7位

昨日の記事(詳しくはこちら)にコメントやツイートをいただきました。今日も当事者さんのメールが長くなってしまうことについて、記事にしてみたいと思います。

まずは頂いたツイートから。
hgwReoさんからのツイートです。
<
>そうなんです、誤解(自分のも相手のも)が不安で全部書くと、
>長くなって「文章がくどい」とか言われちゃいがち(>_<)

昨日の後半に登場した当事者さんのコメントにも「自分は一般的な思考回路とは違うということを自覚したうえで強めた、話し相手への「配慮」(の過剰適応)という面」といった、成長したスキルとしての名が語りの側面をツイートしてくださったのでしょうか。

そこに不安心理があるという事も、大事なポイントだと感じます。
ただ、不安なだけではなく
「相手にちゃんと伝わるように念を押して
 丁寧に説明してしまう「心配性」チックな面
「自分の伝えたいことをきちんと正確に
 言語化して表現したいっ!・・・という
 「完璧主義、こだわり」チックな面」
・・・・といった特性気質の裏づけも有るというところも、興味深いです。

fonndaさんはコメントでこんな事を寄せてくださいました。

>あ~~
>私もメールは長くなってましたねぇ。。
>でも、あまりにクドいのも嫌がられるかなぁと、
>今は、出来るだけ簡潔に伝えようと思って、
>短くなってます。( ´艸`)

更にスキルアップしてくると、要約していけるようになるということですね。
ただこれは文章力が上がったということだけではないように感じます。

簡単に言ってしまうなら
ある程度の誤解を怖れなくなった
ということでしょうか。

もう少し詳しく説明するなら、
自分の生きるバランスが整ってきた
と言った様子を感じます。

ある時期、心理的な成長が進んで、
それまで周囲に無頓着な自分から、
周りの様子に目が行くようになってきた。
しかし、いざそこに気づき始めると、
自分がそれまで何気なくしてきたことが、
周囲に誤解を呼んでいたり、
或いは、周囲の態度の裏にある気持ちを、
自分が随分と誤解していたことに気づき始めた。

それは成長ではあるんだけれど、
こうしたことに目が行き始めたになった時期と言うのは、
当事者さんにとって、不安が高まる時期でもあった。

そんな心理の中で書くメールと言うのは、
記事冒頭の様な不安心理の裏づけから、
つい説明的過ぎたり、相手の心情を探りすぎていたりで、
長目になってしまっていた。

でも、そこからまた一歩成長が進むと、
長すぎるメールもまた、相手に読んでもらえなかったり、
長いというだけで印象に残らなかったりと、
自分の意図とは逆効果になることにも気づき始める。

そして、同時に自分の生き方に対する整理がついてきて
周囲に対する不安心理が解消されるのも相まって、
徐々に、手短にようやく出来るようにもなってくる


・・・・こうして考えると、もし当事者さんが、
fondaさんのような人間成長なしに、
ただメールだけを短くしようと心掛けても、
それは更に不安心理を高めてしまったりと、
うまくいかないのかもしれませんね。
(fonndaさんへ
 面識も深くないのに、勝手に想像してごめんなさいね。
 でも、これまでの多くのコメントの印象から、
 僕は前述の様な様子を感じたのです。
 もし、違っていたらごめんなさい。)

むしろ、不安を感じている自分も受け入れて、
ある程度のところで、やっていくのが良いのかもしれません。
いずれは、経験を積んで成長していく中で、
「要約しても大丈夫なんだ」と思えるようになってくる、
・・・・ということでしょうか。

とはいえ、昨日も書きましたが、
僕は当事者さんの長めのメール、
決して嫌いではないんですよね。

気持ちがたっぷりこもっているようで、
いつもありがたく読ませていただいています。
でもまぁ、世間の人たちは、中々、
ゆっくりとメールを読むような余裕もないのでしょうかね。
世間には許してもらえないのでしょうかね。
難しいですね・・・。

さて、このように、メールを書くということからも、
当事者さんの心理面での不安の強弱の変遷や、
また人間としての成長の様子がうかがえるように、
僕は感じました。

今日はそのあたりをお伝えしたいと、
プレイバックではなく、新しい記事を追加してみました。

「想像性の障害の実態」シリーズは、
今後もまた続きます。
お楽しみにしていてくださいね。


 


皆さんのクリックがとっても励みになります!

【日本ブログ村】ポチっとお願いします~

【参加ご予約はこちらから】

http://cocopv.jpn.org/yoyaku.html


【告知です!】

発達障害支援:大阪家族限定グループワークのご案内


日頃の生活を離れ、ゆったりと過ごすお時間はいかがでしょうか

同じ境遇を持つもの同士、悩みを語ったり、

判らないことを聞いてみたり、

互いの経験を交換し合って、問題をひとつひとつほどいていく・・・・

そんなグループを目指して、開催しています。
2011.11.11(金) 10:00~14:00
大阪市北区・中央区の貸し会議室にて開催!
少人数(10人)制 要予約

発達障害を共に考える会のご案内
当事者・家族・支援者のいずれもが参加出来て、
共に互いの思いを感じ、理解を深める為のワークです。

2011.12.10(土) 10:00~16:45(開場9:50)
テーマ:発達障害 特性理解のための1日ワークショップ
会費 2,000円
定員20名(要予約)
今回はAMに勉強会を開催し、午後はグループワークです。
発達障害の家族や支援に関する悩みなどについて、
参加者の方々の思いをともに語り、聴き、感じるワークです。


フェルデンクライス・ボディーワーク教室のご案内
ゆったりとした時間の中で、
ココロとからだの調和を取り戻していく教室です。
無理な姿勢や激しい運動は一切ないので、
お気軽にご参加いただけます。

2011.11.18(金) 18:30~20:30

大阪市北区・中央区の貸し会議室にて開催!
少人数(6~8人)制 要予約