今日は、親としての立場で久しぶりに記事を書いてみたいと思います。発達障害児の興味が偏りがちなところで、親としてその興味を少しでも広げてあげることについて、触れてみようと思います。そのコツは、「見て、触れて、実感させてあげたい!」です。
【惑星探査船 ハヤブサのカプセル展示】
さて先日、奈良の図書館に行ってきました。
何かというと、ハヤブサを見に行ったのです。
ハヤブサというのは、ご存知のとおり
JAXAが打ち上げた小惑星の探査船です。
小惑星「イトカワ」から、
微粒子を持ち帰ったニュースはご存知だと思います。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20111001/18/kanrinin-hp/3f/10/j/t02200166_0800060211519333759.jpg?caw=800)
今、このハヤブサが持ち帰った、カプセルの実物が、
全国各地を渡りながら展示されているのです。
上の写真の本体左側の、丸い形のものがカプセルです。
そして、これが地球に帰還したカプセルを回収したときの様子です。
オーストラリアの砂漠地帯に落として、
持ち帰ったときの様子です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20111001/18/kanrinin-hp/99/65/j/t02200146_0499033211519332063.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20111001/18/kanrinin-hp/e2/82/j/t02200146_0451029911519332062.jpg?caw=800)
本体は地球帰還時に燃え尽きてしまいますが、
カプセルだけはこんな感じで
大気圏に突入して地球に帰ってきたんですよね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20111001/18/kanrinin-hp/9c/cf/j/t02200165_0342025711519332064.jpg?caw=800)
【やはり、実物の臨場感はすごかった。】
長男もこのニュースは知っていたので、
「奈良にカプセルが来てるよ、見に行く?」
といったら、もう、楽しみで楽しみでワクワクという感じでした。
以前、大阪市の科学館に、記録映画を見に行くかといったときは、
それ程ワクワクという感じではなかったんですけど、
今回は実物というのが、違うのかもしれませんね。
そして見たカプセルの実物はこんな感じです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20111001/18/kanrinin-hp/8c/ef/j/t02200248_0400045011519330019.jpg?caw=800)
(この写真は、帰ってきた実物ではありません。
実物は写真撮影禁止でした。
写真は、ネットで見付けたのですが、恐らくレプリカです。)
実物は、断熱帯が焼け焦げたようなものも付着していて、
リアル感がたっぷりでした。
「これが、木星あたりまで飛んでいって、帰ってきてんで」
と伝えると、目を輝かせてみていました。
【見て、触れて、実感して・・・の大切さ】
さて、今回のことを通じて改めて思ったのが、
発達障害児に対しての、見て、触れて、実感して・・・の大切さです。
「記録映画を見に行こうか」よりも、
「カプセルを見に行こうか」の食いつきの違いは歴然でした。
もちろん、現物を見ているときも、興奮して楽しそうだったんですよね。
で、昨日から公開の映画も「見に行きたい」と言い出しましたね。
実物を見たからこそ、映画も見たくなったんでしょうね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20111001/18/kanrinin-hp/fd/2e/j/t02200183_0336028011519333758.jpg?caw=800)
発達障害児には、想像性に困難があるようです。
だからこそ、「聞いた話」よりも「見た実物」。
「見たこと」よりも、「触った実感」が大切なのでしょうね。
頭ではわかっていたことですが、
今回の息子の様子を見て、改めて感じさせられたことでした。
発達障害があると、どうしても興味が偏りがちです。
その範囲を、少しでも広げてあげるところで、
いろいろな見聞を広げていくことも、
大事ではないかと感じたところです。
「見て、触れて、実感する」
これからも大切にして行きたいと思いましたね。
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