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発達障害には、一般的に3つのタイプがあると言われています。「孤立型」「受動型」「積極奇異型」ですね。しかし、欧米ではもうひとつの型があると分類されているのですが、これだけが日本には入って来なかったそうです。その4つ目の方を「尊大型」というそうです。今日はこの「尊大型」についてお話します。


この尊大型と言うのは、自分の主張を振りかざして、強圧的な態度で周囲を圧倒しようと振舞う傾向があるそうです。


学力が高いタイプで、学校では教師からの信望が厚かったり、仕事である程度の地位に着いた方のなかで、このような振る舞いになるタイプが出てくることもあるようです。また、あるケースでは、家庭内でのみ内弁慶となり、家族に対してのみ尊大型として振舞う当事者の方もいらっしゃるようです。引きこもりの方がこうした状態になると、家族は途方も無く苦慮されるようです。


いろいろな原因があるのでしょうが、これもまた、周囲に対して柔軟に対応できない発達障害の当事者さんが、自分の主張を一方的に押し切る事で、事態が一時的に解決できると誤学習した結果、その手法にのみこだわって、やり続けるようなこともあるのではないかと想像します。こうなってしまうと、周囲も「怒らせるより、適当に従っておこう」となりやすく、更に誤学習を強化してしまう悪循環に陥りやすいようです。



このタイプの型への支援は非常に難しいそうです。周囲は大変困惑されるようです。しかし、ぼくは、以前一時的にこのタイプになったうえ、そこから抜け出せた方のお話を聞いた事があるのですが、「『尊大型』こそ、本人こそが最も苦しんでいる状態ではないか!?」とおっしゃっていました。その方によると、「尊大型になってしまうのは、「誰も自分の事を分かってくれない」という根深い不信が根底にあり、周囲のアドバイスなど、より拒絶を起こさせるばかりであった」とおっしゃっています。「当時私の周囲に居た人たちには、大変手を焼かせて迷惑を掛けた」と振り返っておられます。


この方が、尊大型から抜け出すきっかけとなったのは、自分の事を理解してくれる支援者との出会いだったそうです。「この人は自分の苦しみを分かってくれる」という心理が、こうした硬直状態を溶かしていったとおっしゃっています。


まるで、「北風と太陽」のようなお話ですね。


尊大型の当事者さんへの支援は、極めて難しいそうです。

しかし、やはり解決の糸口は、「信頼関係」なのですね。

当事者さんには、やはり
「周囲に理解者がいる事」が大切
なのだなぁと、

つくづく考えさせられたお話でした。





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