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昨年に続き、浜松医科大学より、自閉症の原因となる脳の動きを、科学的に突き止めたというニュースが届きました。今度は、顔の認識にかかわる脳の働きと言うことです。


さて、記事によると、自閉症の脳を、陽電子放射断層撮影(PET)という特殊な機器で検査し、人の顔認識に関する異常を突き止めたということです。僕は脳医学に詳しくないのですが、「紡錘(ぼうすい)状回」という領域の活動を調整する「アセチルコリン神経」の働きが4割低下していることを突き止めたということです。顔認識のどんな働きかについては記事にはっきりとは書いていませんが、おそらく、顔の表情や顔色から相手の感情を読むところについての認知ではないかと想像します。


研究対象は20人の方だそうですが、こうした研究には、二次障害のない患者を集める必要があるそうで、これだけ集めるのも容易でないとか。また、同装置は、スーパーカミオカンデの研究成果で生まれた機器ということで、日本にしかない機械なのだそうです。


今回の研究も、世界初の成果と言うことで、こうしたことが治療薬の開発や、診断法の確立に役立ってほしいですね。



自閉症:症状の原因一端を解明…顔認識の神経、働きが低下

毎日新聞 2011年3月8日 7時54分

http://mainichi.jp/select/science/news/20110308k0000m040125000c.html



 自閉症患者の脳では、人の顔を認識する部位の神経の働きが低下していることを、鈴木勝昭・浜松医科大准教授(精神科)らのチームが突き止めた。患者は人の目を見ない傾向が強く、「相手の気持ちを読めない」などの障害が指摘されている。自閉症の特徴的な症状の原因の一端が明らかになったのは初めてで、症状の悪化防止に道を開く成果という。8日発行の米精神医学誌に発表する。

 チームは、18~33歳の患者20人の脳を、陽電子放射断層撮影(PET)という装置で撮影し、一般の人の脳の画像と比較。患者では、脳下部にある顔の認知にかかわる部位「紡錘(ぼうすい)状回」で、脳の活動を調節する「アセチルコリン神経」の働きが最大4割低下していることを発見した。

 鈴木准教授は「人と視線を合わせないことが、自閉症による脳の機能低下を示している。この症状に早く気付くことで、社会性を養う訓練開始など症状を重くしない対応が可能になる」と話す。【永山悦子】



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