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さて、新しいシリーズとして、「父から発達障害の息子に贈りたい言葉たち」を始めたいと思います。


【このシリーズを始めるに当たり・・・】

最近、このブログを書いていて思うのですが、いずれ長男や次男が、ここの記事が読めるようになった時に、一体彼らはどう思うんだろうと考えたりするのです。中には、プライベートな事を書いていたりもするので、ひょっとしたら嫌な気持ちになるかもしれません。あるいは、日頃は感じ取れなかった父親の気持ちを、実感してくれるかもしれません。実は、万が一子ども達が不快に思うならと、ずっとブログを始めることを躊躇っていた自分が居ました。


正直、彼らがこの記事を読む日が来た時、

ぼくと彼らの関係はどうなるのだろうと、

ちょっとドキドキする気持ちもあるのです。不安もあります。


そして、このところずっと考えていたのが、

彼らに贈りたいと思う言葉を、

今から書き綴っていきたいなぁという思いです。


きっとまだ今の彼らには早すぎる言葉が多いのだろうと思います。

このシリーズは、対象年齢として、

15歳から25歳くらいを想定して書こうと思っています。

ウチは、まだ8歳ですから、少なく見積もっても7年。

まぁ、10年程度は先の話です。


実際その時期になった時には、

ぼくの発達障害感は、今とはまったく変わってしまってるかもしれません。

またその時、息子がどんな状態にあるかは全く想像もつきません。


このシリーズを始めたいと思った動機は、

最近ツイッターで、よく著名人の名言を見かけるのです。

中には、いずれ大きくなった息子に贈りたいなぁと思う言葉があります。

忘れないうちに書き留めておきたい気もあります。



【思春期~青年期になったあなたへ・・・】

さて、その1回目は、発達障害があったのではないかと言われている、

アルベルト・アインシュタインの言葉からです。


「昨日から学び、今日のために生き、明日に希望を持て」


非常シンプルな言葉です。でも、ぼくはこの言葉に、

発達障害としての生き様のエッセンスが、

全てこめられているように感じます。


この言葉を読むと、アインシュタインは、

確かに発達障害だったのかもなぁと思います。



【経験から学ぶことが、成長をもたらす】

さて、思春期を迎えたあなたは、

発達障害を持った自分をどう考えているのでしょうね

ちょうど、対人関係が複雑になってくる時期です。

また周囲も多感で、定型発達であっても友人関係に悩む時期です。


あなたは、人の顔色を読むところに困難があるように思います。

なので、きっと友人や先輩達の真意がわからずに困っているかもしれません。


こうした特性は、ひょっとしたらあなたに、想像性の困難として、

他の事にも困りごとをもたらすかもしれません。


例えば、人の経験を取り入れる事が苦手かもしれません。

もし、自ら経験した事でないと、納得して取り組めないなら、

それはきっと発達障害の特性から来ているのでしょう。


アインシュタインはそこを

「昨日から学べ!」とシンプルに問うているのでしょう。


父も、あなたにその特性があるなら、ありのままを受け入れ、

自分を理解して、経験から自らを成長させていってほしいと願います。


どんどんいろいろな事に挑戦をして、

経験を積んでいくところで、自分の引き出しを増やしていって欲しいです。



【過去の積み重ねより、目の前の今「=刹那」を生きる】

また、発達障害があると、今、目の前に起こっている事に、感情が左右されがちです。

積み上げた人間関係や、対人関係上の貸し借りより、

今、現在の互いの行動に、あなたの感情は引っ張られることでしょう。


「今日のために生き」というアインシュタインの言葉は、

そんなあなたをそのままに受け入れ、肯定してるように、父は感じます。


思春期のあなたは、自分の特性の困難さに、

何らかのつまづきを感じ、きっと悩んでいる事でしょう。

そんな自分を恨めしく思ってしまっているかもしれません。


でも、発達障害の先輩であるアインシュタインは、

そんな自分をありのままに受け入れたからこそ、

その後の人生があったのかもしれません。


父は、この言葉にそんなところを感じます。



【明日に希望を持て・・・・】

さて、ここまではある種、素のままの当事者特性です。

でもアインシュタインはこれで言葉を終わらせてはいません。


最後に「明日に希望を持て」と締めて、励ましているようです。


アインシュタインも最初から、第1線の研究機関に所属できなかったと聞いています。どちらかというと主流とはいえない機関で研究を重ね、そこから認められて、世界に名だたる研究者の一人になっていったようなのです。


そんなアインシュタインらしい言葉が

「明日に希望を持て」ではないかと感じます!


前半部分は、発達障害の特性そのものです。

しかし、後半はその特性とは関係のないところの生き方を指しています。


父は「希望は自分で自分に灯すもの」だと考えます。

そして、アインシュタインもまた、こう言っているかのようです。

「苦手があり、困難があり、

周囲から認められないことが多いかもしれないけれど、

それでも「希望」を灯して生きて欲しい」と。


といっても、なにも、希望を持って、

偉人を目指そうと言っているのではありません。



【あなたが自分を受け入れた先に・・・・】

あなたは、あなた自身が持っているものを、

そのまま受け入れられるようになっていって欲しいと、父は願っています。


あなたが自分にあるものを、

自分なりに理解し、それを愛おしいとすら感じれたら、父は嬉しいです。


あなたが、自分の生き方を認めていけたなら、

あなたの未来には光がさすことと、父は信じています。


今のあなたは、ひょっとしたら、

つらい境遇の中かもしれませんが、

自分の在りよう、

自分の価値、

自分という存在をしっかりと見詰めて、

自分なりの「希望の灯」を灯して欲しいと、父は願います。


そんな思いを込めて、この言葉をあなたに贈りたいと思います。



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まぁ、そんなところで、このシリーズを始めてみたいと思います。