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先週、知り合いのまささん(climbmasa) が開いてらっしゃる、フェルデンクライス・ボディーワーク教室に行ってきました。今日はその様子を記事にしたいと思います。


さて、この教室に行くにあたり、ぼくはフェルデンクライス・メソッドに関する知識もまるで無く、ボディーワークというものがどんなものかもほとんど判らずに行きました(まささん、ごめんさない・・・)。ただ、ボディーワークへの興味はあったんですよ。


【僕の持病の話・・・筋緊張性頭痛】

ちょっと私事の話になりますが、僕は非常に疲れやすく、疲れを貯めてしまう体質です。ため息もよく吐くので「幸せが逃げるよ」なんて、言われてしまう事も。


また、僕は慢性の緊張性頭痛にも悩まされています。その原因は判っていて、長時間のパソコン使用による眼精疲労と筋肉の緊張なんです。簡単に言うと肩こり体質なんですよね。仕事でもプライベートでも、パソコンは使いまくりなのでこうなるんですよね。ただ、この習慣はやめられないので、ほぼ慢性疾患状態です。


それに僕の眼には二つの問題があります。一つ目は「遠視」であること。二つ目は「斜視」であること。遠視などは目が良く見えるので何の弊害もないように思えますが、実はパソコン作業などでは眼球の括約筋が緊張し続けることで、近距離焦点を合わせているのです。ですから、眼精疲労を起こしやすいんですよね。斜視もそうです。放っておくと眼球は視点を外れてしまうのが斜視なので、視点を見つめ続ける為には、括約筋は緊張し続けることになるんです。


つまり僕の場合、眼精疲労においては二重苦があるんですよね。


そして、単に頭痛と言っても、ひどくなると嘔吐して、寝込むことになります。

全身に倦怠感が襲ってきて、照明の明かりすら苦痛になります。

真っ暗な部屋で、光も音も遮断して、布団をかぶって寝込んでしまいます。


シップとロキソニンの頓服は常備薬です。

頭痛がひどくなると1錠300円の薬まで投入せざるを得ないのです。


以前は、予兆を感じることが出来なかったので、

首が熱を持って張り、左目の奥が痛くなってきた時には手遅れでした。

数時間もたたないうちに、吐いて寝込んでとなっていたのです。

(自分がこんな様子なので、発達障害の当事者さんの、

 過集中の結果、ぶっ倒れてしまうというのが、

 なんとなく判るような気がするのです)


そんな感じなので、ぼくは年中全身の筋肉が張っているのです。

緊張は首肩にとどまらず、

腰や大でん筋・大たい筋・ふくらはぎにもおよび、

寝込むような状態の時は、足の裏もカチカチになるのです。

きっと、全身の筋肉が血行不良状態になっているんですよね。



【ボディーワーク教室での体験から】

さて、話を戻して教室での体験です。


この日の生徒さんは4人でした。

レッスンは、先生であるまささんが、言葉で語られる説明を聞きながら、その動きを頭でイメージして、実際に動かしていくことで進んで行きます


特徴的なのは、あまり先生が見本を見せないこと。

見本通りに真似をするのではなく、自分で考えて体を使っていくわけです。

ですから、カラダの体操でありながら、頭の体操でもあるわけです。


あともうひとつの特徴は、ほとんど無理な姿勢がないこと

エアロビのストレッチのように、筋肉を伸ばす為に、

自然ではない姿勢を作る事も少ないです。

まれにある不自然な体勢も、

自分がしんどくならない所までで辞めて良く、

つらくなったら自由に休憩しても良いのです。


自分の体に語りかけたり、聴いたりながら、

まるで、自分の体の動きに、

自然に沿うようにレッスンは進んでいきます。

立った姿勢、仰向けの姿勢、

四つんばいの姿勢など色々なレッスンがあります。

人の自然な動きに近いものもありますが、

中にはわざと逆に使ったりもします。


中々、レッスンの様子を言葉で伝えるのは難しいのですが、

やっていくうちに不思議なことが起こってきました。


肩の可動域が広がってきたのです。

つまり、首肩の筋緊張が解けてきたのでしょうね。

終わる頃には、肩が軽くなり、腕もぐるぐる回るようになりました。


立った姿勢のレッスンでは、まっすぐ伸びた姿勢から、

頭をたれ、ひざを曲げ、腰を前に丸め、体制を下げていきます。

先生は「無理に降りる必要はないので、

曲げたいと思うところまででとめてください」とおっしゃいます。

僕などは、頭の位置が身長の4分の3程度が、丁度いい感じでした。

それ以上かがもうとすると、力を入れて降りなければいけません。


最初はそんな感じだったのが、2時間のレッスンの最後に、

また同じ動作をしてみたら、自然としゃがむ姿勢まで、

体が曲がったのです。すっと降りた感じでした。

「あらら・・・なんで・・・・」

そんな感じでした。


【無理なく自然なカラダの使い方を思い出せる!?】

最初に書きましたが、ストレッチでは痛くならない程度に、

少し頑張って体を伸ばしていく感じですよね。

フェルデンクライスでは、そうした運動はほとんどないようです


ただ、先生の言葉での語りで、体を動かしていくので、

脳はかなり使っているようです。


まだ1回で、決め付けてはいけないのですが、

このレッスンでは、自分の体の使い方を、

自然に思い出していけるのかなぁと感じました。


例を出していうと、子どもの頃の体の使い方に戻れるのかなと。


小さな子で、座った姿勢から立ち上がるときに、

「よっこいしょ」という子は居ませんよね。

でも、人は大人になるにつれて、

単に立ち上がるだけでも、意識して筋肉に力を入れないと、

出来なくなるのではないですかね。

その意識付けが「よっこいしょ」だと思うのです。


かがむ時もそうです。

前述の立った姿勢から、ひざを抱えるような姿勢への変化も、

誰もが子どもの頃には、すっと出来ていたと思うのです。


でも、大人になるにつれ、腰が悪くなったり、

ひざが悪くなったり、体が硬くなったり。

体の自然な使い方を、僕も含めて、皆忘れてしまうのかなと。


それが、フェルデンクライス・メソッドで思い出せるのかもと感じました。


とにかく、無理を一切しないので、レッスンは非常に楽です。

息が上がることは一切ありません。

ゆったりと時間を過ごして、自分の体と語り合っているうちに、

不思議な現象が起こってくるのです。


まぁ、僕の場合前述のように、

いつも全身の筋肉が張ったような状態ですから、

余計に効果を実感できたのかもしれません。

非常に緩やかなレッスンなので、

一般的には効果を実感するのに

時間が掛かるのかも知れませんけどね。


そういう意味では、何も無理をすることがないというか、

頑張って、何かをやるような事のないレッスンなので、

精神的に落ち込んでいる方や、

社会とのかかわりに疲れている方などが、

外に出ていく動機として、いいレッスンではないかと思います。



次回の3月上旬は予定があっていけないのですが、

下旬のレッスンにはまた行きたいなぁと思いました。

行ってきたらまた、レポートしますね。

(効果については、個人的な感想です。

 個々の実感については、個人差があります)



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