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広島県福山市が、当初県に求めていた未就学児童の発達障害支援施設の建設を、市独自に行うことを決めたそうです。2012年度中に開設する見通しとの事です。


その狙いは、「障害の重症化を招かない為に、幼い時期での発見と対応が必要」と考えての計画だそうです。


記事を読むと、福山市を含むとする5市が、未就学児童への支援施設の建設を、県南部に求めていたのに対して、県が世代に限らない診療体制の強化方針を打ち出したために、市が独自の動きに出たようです。


大人の発達障害支援も、量・質ともに不足しているが現状なので、県の考えも分からないではありません。地方に行くと正しい診断の出来る医療機関が不足しているのかもしれませんね。福山市の動きは、そこを改善しよういう行動なのでしょう。


うちの市では、元々子供向けの自閉症を専門とする病院があるので、保健所の健診との連携で早期発見に努めているのですが、地方では事情が違うのでしょうね。保健所の保健士さんや臨床心理士さんは、発達検査は実施できても、診断を下すことは出来ませんから、発達障害を専門とする医療機関の充実も、地方レベルでは課題なのかもしれませんね。


県が広い世代にわたる施設、市が未就学児童を中心とした施設・・・それぞれがニーズを真剣に考え、こうした役割分担になっても、広く支援体制が広まっていくのはいいことですね。



発達障害支援施設を独自開設  中国新聞'11/2/19


http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201102190166.html


 福山市は、広島県に新設を求めていた未就学児向けの療育施設「こども発達支援センター」を独自に開設する方針を固めた。県が同市内の重症心身障害児(者)施設「県立福山若草園」の機能を拡充し、幅広い年代の拠点とする構想を示したため。市は2011年度、設置先の市保健センター(三吉町南)の改修工事に着手する。

 関係者によると、鉄筋3階建て一部4階建ての市保健センターの1、2階延べ約2200平方メートルを改修し、こども発達支援センターを整備する。市は11年度一般会計当初予算案に整備費など約1億円を計上する方向で調整している。11年度末に完成、12年度中に開所する見通しという。


 同センターは外来専門の診療所とする。医師や作業療法士、言語聴覚士たちを置き、初期診断や脳波チェック、発達に応じた訓練などを計画している。

 福山、尾道、三原、府中の4市と神石高原町は08年、発達障害児の療育施設を県東部に設置するよう県に要望した。5市町はその後も、福山市内への同センター開設に向け協議を続けていた。


 県は今月7日、若草園を市内の別の場所に移転させた上で、世代を限定せずに診療体制を強化する構想を打ち出した。市は「障害の重度化を招かないために幼い時期での発見と対応が欠かせない」との当初の見解に沿い、独自開設に踏み切ったとみられる。



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