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当事者さんと関わっていると、破綻のパターンに落ちていく姿を見てしまうことがあります。心が頑なになっていて、周囲のアドバイスも聞き入れなくなってしまい、自らの感情の波に溺れるように、破綻へと落ちてしまうのです。今日はそんな記事です。


【破綻のスパイラルに落ちていくパターン】

さて、発達障害の社会性の問題は根が深いなぁとつくづく思います。


当事者さんには思いこみにとらわれてしまう特性を、

多かれ少なかれ持ち合わせているようです。

本人が考えに固執してしまうと、

周囲のアドバイスも耳に入らなくなってしまう事があるようなのです。


先日も書きましたが、そういう時の当事者さんは、

判断基準の視野も非常に狭くなっており、

目の前で気になっている特定の条件しか見えなくなっており、

周囲から見れば「そんな事をしていては、まずいよ」と言うのが明らかでも、

そこに視点を切替えて、考慮に入れることが出来なくなるようなのです。


こうなってしまうと、その先にあるのは破綻です。


ひょっとしたら、ご本人にも「このままではまずい」

とわかっているのかもしれないのですが、

破綻への道を避けることが出来ないパターンが、

当事者さんにはあるように感じます。


そこを止めに入いられようものなら、

周囲に攻撃的になってしまうことすらあるようです。

ある種のパニックを起こしているのかもしれませんね。


【自らの荒ぶる感情に翻弄される当事者さん達】

また、こうした状況の当事者さんを見ていてつくづく思うのは、

荒ぶる感情に翻弄されてしまう姿です。

自らの感情の波に溺れてしまい、

脱出の糸口も見つけられないような様子を感じます。


発達障害と言うのは、自らの感情の波が荒れてしまったときに、

自分で諌めたり、落ち着かせるということが、

極めて難しい障害なのだなぁと、実感させられてしまいます。


普段は思考を隅々までめぐらし、物事をひとずつ言語化して解釈し、

極めて理知的な印象の当事者さんが、

この時ばかりは、完全に制御不能に陥るようなのです。


こうなると、もう、状況把握どころではなくなってしまい、

こだわってしまったピンポイントの思いに囚われたまま、

抑えの利かない感情にまみれて、

問題行動へと繋がってしまうようなのです。


こうした行動は、簡単に言ってしまうと

「パニック」ということなのでしょうが、

当事者さんの人生の破綻パターンとして、

重くのしかかっているように感じます。


恐らく、その時は、自分でもどうなっているのかも、

判らなくなっているのかもしれませんね。

荒ぶる感情が沈むまで、手のつけようがないのかもしれません。


発達障害の問題は、実はこうした破綻パターンにこそあるのかもしれません。


安心して精神状態が整って暮らせることが、

当事者さんには何より必要なことなのかもしれませんね。


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