【にほんブログ村】 クリック励みになります!


発達障害児が小学校で苦労するところで、数の概念や重い軽いなどの感覚があります。今日は、その困難をおもちゃで解消しようという試みの紹介です。


【目に見えないものを、理解するのが難しい障害】

さて、発達障害は目に見えないものを理解するのが難しい障害でもあります。子どもの頃に成長が遅れるのも、こうしたことを自然と身に付け難い為、定型の子の成長スピードに追いつけない側面もあるようです。


それは、数の概念を掴んだり、モノの重い・軽いといった感覚を覚えることにも、困難を持つことがあるようなのです。これらの困難を解消するのに、視覚化は有効な支援法として知られています。


うちの子も幼児期から、小学校1~2年の頃は、

よく百玉そろばんを使って、理解を高めていました。

10の合成(1と9で10、2と8で10・・・)とか、

繰り上がりや繰り下がりを教えるのに、

目に見えるツールを使うのは、いい方法だと思います。



白鴎大教育学部の試み

さて、今日ご紹介するのは、白鴎大教育学部の中谷陽子教授の試みです。おもちゃを使って、発達障害児にこうした概念を視覚化して教えようというものです。この教授は、発達障害を「ものごとの関係や構造を理解することの障害」と捉えてらっしゃるということです。こうした捉え方は、一般的に言われる三つ組だけにとらわれずに、発達障害の真理を突いていると、僕は感じます。


さて、記事で紹介されていたおもちゃは3種類です。


1.プラモデルを作る際に使う金属製の塗装皿(直径約5センチ)。

皿を縦横に並べ数の概念を目に見えるようすることで、

楽しみながら計算を学べる。


2.やじろべえは、釣り合いをとるおもりが数字の形で、

数の大きさに応じて重さが異なる。重さの概念の視覚化だ。


3.積み上げてビー玉が転がるルートをつなげる積み木は、

途中で転がらなくなる積み方をしてしまっても

積み直してうまくいくことを体験できるという。


2番や3番などは、次男が2歳半なので、

今後、彼の成長年齢を見ながら、ぜひ手に入れたいなぁと思いました。


【幼児期に認知能力を高める方法もある】

幼児期にこうしたおもちゃに触れることで、

概念の形成に繋がったり、認知能力を高めるのは、

ひとつの方法として、いいなぁと思います。


英才教育・・・とまでいくと、僕もちょっと抵抗もあるのですが、

発達障害児の場合、小学校でこうしたことで苦労することは多いので、

幼児期から、こうしたおもちゃに触れる機会を

作るのもいいことかと思います


いわゆる知育おもちゃと言うことだと思いますが、

結構いろいろなところから出ているので、

こうしたものを求めてみるのもいかがでしょうか。


百だまそろばん

数の基本を覚えるのにとっても良かったです!


育児パパのあったか・やさしい発達障害談義-百玉そろばん


NEW くみくみスロープ (リニューアル)

これは、長男がめちゃくちゃ盛り上がりました!

「作って、作って」と大変でしたけどね・・・^^

育児パパのあったか・やさしい発達障害談義-球ころがし


スタディクロック ホワイト

うちの子も時間の概念、最初中々とまどったんですよね。

育児パパのあったか・やさしい発達障害談義-時計白


にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

皆さんのクリックがとっても励みになります!

【日本ブログ村】ポチっとお願いします~



おもちゃで学び後押し 白鴎大・中谷教授、遊びから成功体験を


http://www.shimotsuke.co.jp/town/life/childcare/news/20110213/456453

下野新聞 2月13日


 教材としてのおもちゃを長年研究してきた白鴎大教育学部(小山市大行寺)の中谷陽子教授(70)は14日から24日までの全6日間、自らの研究室で発達障害児を中心に子どもの学びを後押しするおもちゃの「ミュージアム」を開く。自身が集めた数千点から、世界各国の珍しい積み木ややじろべえなど約100点を展示。「成功体験の少なくなりがちな発達障害のある子にも、遊びの中から学ぶ喜びを感じてほしい」という願いが込められている。


 中谷教授の専門は心理学。「遊び材という新しい教材の模索」と銘打ったミュージアムは3月の定年退官を契機に、教員や保護者らを対象に実施する。

 発達障害は、人との距離感が読めずコミュニケーションが苦手などの特徴がある自閉症、知的遅れがないにもかかわらず読み書きなどが不得意な学習障害といった生まれつきの脳機能障害の総称。

 同教授は「ものごとの関係や構造を理解することの障害」と定義付ける。その「生きにくさ」を和らげるためのおもちゃを活用した学習サポートをライフワークにしてきた。


 展示されている一例は、プラモデルを作る際に使う金属製の塗装皿(直径約5センチ)。皿を縦横に並べ数の概念を目に見えるようすることで、楽しみながら計算を学べる。あるやじろべえは、釣り合いをとるおもりが数字の形で、数の大きさに応じて重さが異なる。重さの概念の視覚化だ。積み上げてビー玉が転がるルートをつなげる積み木は、途中で転がらなくなる積み方をしてしまっても積み直してうまくいくことを体験できるという。


 中谷教授は「発達障害のある子は実生活のハプニングに戸惑う。そんな時にどうするかを、おもちゃの遊びの中に意図的に場面を設定して学習してもらえる」と強調している。開催日は14~17日までと21、24日。いずれも午前11時~午後4時。問い合わせは同大広報室、電話0285・26・2517。



【告知です!】

日頃の生活を離れ、ゆったりと過ごすお時間はいかがでしょうか

同じ境遇を持つもの同士、悩みを語ったり、

判らないことを聞いてみたり、

互いの経験を交換し合って、問題をひとつひとつほどいていく・・・・

そんなグループを目指して、開催しています。


発達障害支援:大阪家族限定グループワークのご案内

2011.04.08(金) 10:00~14:00

大阪市北区・中央区の貸し会議室にて開催!

少人数(10人)制 要予約