今日は、子供に自分のことは自分でやるスキルを身につけさせることについての記事です。ご存知の通り、ぼくは親の立場でしかないので、あまりたいしたノウハウがあるわけではないのですが、息子とこれまでやってきた中で、支援団体から教えてもらって、身につけさせてきたスキルがあります。今日もそんな中からのひとつです。
【よく長男を連れ出して外出に!】
さて、早速本題ですが、ぼくは長男が小さい頃から、
よく2人で外出をしました。
多動傾向の強かった長男なので、
休日くらい外に連れ出して、妻を休ませたいということと、
家の中で遊ぶより、
かえって、外に出たほうがこちらにも負担が少ないと言うのもありました。
【出来るだけ、自分の事は自分でする習慣を!】
そんな時にいつも心がけたのが、
出来るだけいろんなことを、自分でやらせようとしたことでした。
幸い、うちの子は好奇心が強いタイプで、
何でも自分でやりたがるところがあったので、
勧めに応じて、喜んで自分でやってくれました。
課題は、もちろん年齢に応じて、スモースステップでやって行きます。
例えば、電車に乗るところで言えば、
切符を買うところも徐々にスキルアップを目指します。
【スモールステップの習得例】
4~5歳の頃は、僕が買った切符を自動改札の前で息子に渡し、
自分で機械に入れて改札を通ります。
切符を取るところはまだ背が届かないので、
僕が取ってやって、保管も僕がします。
電車を降りる時も、同じことをまたしてもらう訳です。
保育園の年長さんでは、自動券売機に挑戦です。
機械の前でお金を渡し、自分でボタンを押して切符を買います。
バスを降りる時も、直前にお金を渡し、
清算箱に自分で入れるのです。
小学校に入るようになると、お金も自分で管理します。
ひもの付いた財布を買って、首から下げるようにしました。
そして、外出する時に、まとめてお金を渡してしまうのです。
バスも、電車も全部自分で財布を出して、
切符を買ったりお金を払ったり。
でも、1年生の頃は、買った切符の保管は僕がしていました。
今年からは、3年生になりましたので、
買った切符を自分で持っておくというのを、
新しい課題にしています。
「どうしたら、切符はなくならない?」と聞いて、
自分でどこに入れるか考えさせます。
息子は、ズボンの右ポケットに、いつも切符を入れるようになりました。
こうしたことも、やり方を教えてしまうのではなく、
出来るだけ自分で考えさせたり、
また、一緒に、どうしたら失くさないかを考えたりで、
教えるだけの指導にならないように心がけています。
そして、1日頑張って、うまくやれたなら、余った10円玉はお小遣いです。
ご褒美も取り入れて、本人のやる気と、達成感を満たすようにしています。
もちろん、こまめに声掛けは欠かさず、小さなことでも頻繁に褒めます。
言葉だけでなく、うちは結構、ハグもします・・・^^。
こうしたやり取りで僕が大切にしているのは、
・「自分でやりたい」というやる気を育てること
・「うまく出来た」という成功体験を積み上げること
・頻繁に声をかけ、褒め、達成感を更に高めること
・・・・です。
【大事なのは、自分で考えてやり方を決める事】
また、この大阪の支援団体で教わったことは、
「それぞれに、あれもこれもと、やり方を教えてしまうのでなく、
自分で、どうすればいいかを考える力を育てるようにしてください。
その為には、あまり先回りして、環境を整えすぎないことが大切です」
というものでした。
・・・・でも、これは、本当に難しいです・・・^^。
発達障害児を育てていると、
ほとんど本能的というか、反射的に先回りをする癖が親には付いています。
あらぬ環境に子供をおいてしまうと、
途端に悪い特性が出ることが身にしみているので、
ついつい先に口を出してしまうのです。
でも、そこもスモールステップのやり方なら、徐々に出来ていきます。
昨日より今日、今日より明日と、
出来ることを少しずつレベルアップしていけば大丈夫。
スモースステップで親子で楽しい二人三脚です。
課題に共に挑戦していき、
上手くいったと共に喜びを分かち合うなら、
外出もひと味、また楽しくなりますよ。
是非、お試しくださいね。
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日頃の生活を離れ、ゆったりと過ごすお時間はいかがでしょうか
同じ境遇を持つもの同士、悩みを語ったり、
判らないことを聞いてみたり、
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2010.02.10(木) 10:00~14:00
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