大規模修繕工事の不透明な中間マージンや不適切コンサルタント問題を解消するサービスとして「株式会社スマート修繕」が注目を集めています。
当社が受託している管理組合でスマート修繕を利用した管理組合の理事会の声をお届けします。
【担当者への不満】
・ネット上の口コミでは「非常に丁寧で迅速だった」と高評価のため信頼していた。
最初は担当者も調子が良かったが、途中から連絡が遅くなった。
・理事会や大規模修繕委員会の意図がうまくくみ取る力のない担当者であった。
【紹介される工事会社の施工レベル】
・紹介される会社は審査を経ていると言われたが、施工のクオリティや現場監督、職人の質に疑問を感じ、外れを感じた。
(スマート修繕自体は工事会社ではなく、あくまで施工会社の仲介・サポート役です)
【理事会の負担が大きい】
・スマート修繕が採用しているサポート方式は管理組合が主導権を握る仕組みなので、裏を返せば組合側のパワーが必要であった。
・従来の「管理会社に丸投げ」する方式に比べ、スマート修繕を利用する場合は、提示された複数の見積もりを比較し、最終的な意思決定を管理組合が自ら行う必要があるため、専門的な見積もり比較表や仕様の違いを理解し、住民への説明会を開くなど、理事会の業務負担や精神的負担が大きすぎた。
【無償サポートに対する不信感や合意形成の難しさ】
・マンション内の一部の住民や保守的な理事から、「なぜ無料でここまでやってくれるのか?」「裏で特定の業者と癒着しているのではないか?」と疑念を持たれ、合意形成がスムーズに進まなかった。
【最後に】
スマート修繕は中間コストを削って修繕積立金を節約したい管理組合にとって強力な味方になりますが、「丸投げはできず、自分たちで選ぶ労力がかかる」という点が最大の問題点(トレードオフ)と言えるようです。
利用する際は、サービスを完全に鵜呑みにするのではなく、理事会や大規模修繕委員会に「大規模修繕工事を主導して動けるリソースや熱量があるか」を見極めることが大切と感じています。

