続きです

 

責任者の女性から全てのあれこれを教えて貰うのだと思っていたけれど・・・

 

初日の30分ぐらい、ざっと説明されて

その後は、誰かが後ろで見ているけれど、二日目からの新しいことは

フィリピン人の女性に

「私と出会わへんから、教えて貰ってな~」といわれた

 

後ろで見守るのも 最初の1週間やで~と

 

一週間に9時間しか働かないんですけど・・・

しかも、責任者の女性に会う二回目は、一週間後?

 

ナンバー2である、フィリピン人の女性は

 

「みんなの先生やから!」

 

職場はあまりにも今まで経験した職場のどこよりも大変だと思ったのですが

 

「大変なところへ来てしまった!

 (私、大丈夫か!?出来るやろか?やっていける?)」

 

それを聞いていた彼女は、

「そんな大変なとこで、一生懸命やってるのに!」と言いました

 

でも、私は本当に私でいいの?出来るのか?

皆さん!すごいね!

そんな気持ちだったのですが

それが気に入らなかったようなのです

 

小さなお店でも、レジを3台開けないと行列になってしまうことがあります

 

買った商品を詰め込む場所(台)もないという店の事情もあります

 

働くスタッフの環境も 決して恵まれたものではありません

 

「ここは掃除せんで、ええから」と言われた裏手の倉庫は

 

薄暗い照明で、埃っぽく、夜中まで品出しをしていく商品が積まれていて

たった一つの机もパソコンや書類やらあるけれども

8時間勤務の人達は、その机でお昼を食べます

一時間、ゆっくり休む場所ではないけれども そこしか!ないのです

 

更衣室もないので、ブラウスは家で着ておかないと着替えられず

ロッカーは、四角い小さなもので、シフトが重ならない人と(出会ったことがない)

共有で使います

 

制服がある会社だと、長いロッカーがひとりに一台 更衣室にあり

制服がなくても、冬のコートは掛ける場所が用意されていたり・・・

それは、ありません

 

貴重品が入った自分のバッグもその小さな共有ロッカーに鍵なしで入れます

冬場もコートを丸めて そこに突っ込むようでした

 

夜中までシフトを組まれていても

その時給なの?びっくり

と、内心びっくりしてしまいました

 

10分以内の残業は認められず、基本残業はなしで

当然、10分早く来てお店に出ていても 付きません

 

今から20年以上前、派遣社員をしていた頃の基本時給より低く

そこは5分以上で残業代が、割増しでついていました

 

最低時給は、全国的に上がったとしても

中身が全く追いついていない状況が見えました

 

私のように分離すべり症があり、長時間の立ち仕事は無理!

力仕事も無理!

 

在宅介護で長く世間から閉ざされていた私みたいに

ちょっと社会に出てみたいなんて人には

最低時給として充分でしたが・・・

 

甘い職場ではなかったのです

 

マニュアルがあって、しっかり座学の時間が取られていて

そんな環境が どれほど恵まれたものであったか・・・

 

勿論、読み切れないほどのマニュアル

覚えきれないほどの項目

インデックスを付けまくり

一日休むと また新しい資料が・・・

 

でも、その職場にはマニュアルはなく

ミスをしないための 連絡事項は・・・

 

お叱りのクレームの内容だったり

 

「ちゃんと見て、押せ!」

「しっかりせんかい!」

 

そんな荒い言葉のメモ書きが 責任者の女性の文字で貼られています

 

そんな職場も 初めてです

 

責任者の女性(40半ば過ぎ?)が使うその言葉が 通常のものならば

彼女が 決して、敬語や丁寧語を使わないのも納得です

 

続きます