寝込んでいました、私・・・

早い話が風邪で寝込んでしまったのです

 

母の介護生活中、体調を崩したことは3回ほど記憶があるけれど

風邪で熱を出し、布団から出られないなんてこの10年以上はなかったこと

普段体温が低いため、37度を超える熱のなんともしんどいこと

 

食欲もなく、本当に食べないと体重は減っていくのだと実感

 

夫も同様に体調は崩していたけれど

真面目に内科、耳鼻咽喉科、眼科にまで通い

義父の面会にも行っていました

 

その日の面会では、理学療法士のリハビリを見学できるという

 

「何か質問したらいいこと、ある?」と夫は私に聞く

 

10年も寝たきりの母と同居していたというのに

この人は、大きな車椅子だから段差を越えることも出来なかった

 

胃ろうの注入も一人でやると大洪水にしたものだ

 

車椅子とベッドの移乗なんて、とんでもないことだった

 

トライしてみようとも思わなかったのは、きっと怖かったんだろう

 

誰だって、最初は怖いんだよ

私だって、素人なんだから

 

もし、あの長い年月の中で、母を一度でも移乗させられていたら

今、自分の父親の役に立ったことがあったかもしれない

 

寝たきりになってしまった父親の体重を

自分が受け止めることができたかもしれない

 

それは、思いのほか軽くて悲しいと思ったかもしれないし、

 

自分で立てない人の身体を受け止めることの大変さを知れたかもしれない

 

一緒に行けなかった私は、いくつかLINEで送っておいたけれど

それは、私なら尋ねてみたいと思ったことで

 

夫と義妹、そして義母は、ただただ、ぼ~っと見ていただけだろうなと想像する

 

何しろ、在宅介護をしないつもりでいるので

義父の状態を自分でどう受け入れるかの真剣度はないはずだと思う

 

「寒い、寒い」と、この季節でも訴えるという義父のために

モコモコのクッションを一つ、夫に持って行かせた

 

 

 

 

脇の下、腕で抱えても温かいし、両足の裏にくっつくようにセットしたら温かいはずだから

 

 

 

細くなった足首が冷え切っていたので、ゆるゆるの「レッグウォーマー」を履かせてあげてね、と

義妹に話したけれど・・・

しかも、渡してあるんだけれど・・・

 

なぜかその通りにしてくれない義妹は、義父ためになること本当に!考えてる?

それが理解できずに、嫌いだと思ってしまう

 

私が買いに走った弾性ストッキングは義妹と姑のものにしたらしいし・・・

首に巻くと温かいよと渡した今治のタオルも、一体どこへ???

ほんと、嫌いな家族だわぁ~って、これはやっぱり他人だからなんだね

 

「寒いというので、これをしています!宜しくお願いします!替えも置いています。」

と言うことさえ出来ない60前の娘なのか?

 

母の湯灌をして貰ったとき、

「お母さんは、冷え性だったんですね?」と

丁寧にレッグウォーマーを履かせてくれたときの有難かったことを思い出すのです

そうなったときじゃ、遅いんだよ!