続きです

 

引っ越しをしたかった理由のひとつは

従姉妹に関わる話です

 

従姉妹は、膠原病にパーキンソン病・・・

パーキンソン病は遺伝ではないといわれているけれど

そうは思えない

伯母、母もパーキンソンで、今従姉妹自身が薬を飲み始めています

 私自身が、発病しないという保証はどこにもないのです

 

そんな、か弱い病弱な従姉妹から

(どうしてそんなことが起きるの?)

と思う話を よく聞かされます

 

例えば、タクシーに乗ると運転手に

荷物を道に放り投げられた・・・とか

普通、あり得ないですよね!

勿論、黙っていない彼女はタクシー会社に電話を入れたそうです

 

彼女は障害者手帳を持っているので、それを提示しているはずです

そして、タクシーチケットを運転手に渡すと

「こんなもん、いらんわ!」と投げられたとも・・・

チケットを換金するのが面倒らしいのです

でも、だからといってその態度は・・・あり得ないです!

 

彼女の表現が大げさだとしても

身体の不自由な彼女が乗って

何度もそんな目に合うものでしょうか

 

でも、自分では気づいていなくても

なにかしら、人を不快にさせるような話をしたのかもしれません

そういう口の利き方しか出来ない人なのかもしれません

 

思い出すと・・・

私の前でも言っていました

「アンタとこの仏壇、小さいな。うちのは大きいから」

両親が祖父母のお位牌を入れるために買った仏壇は、

小さいといっても150センチ近いのです

お厨子タイプに買い替えようかと 私は引っ越し前に悩んだのです

逆にどうしてそんな背の高い仏壇にしたの?と聞きたいぐらいです

でも、言われていい気はしません

(ほっといてくれ!)と思います

 

実家の新築祝いに来た従姉妹は

「私もこのぐらいの家、建てられるんやけどね」

父と母の前で言ったそうです

その言葉って、お祝いにふさわしい?

「このぐらい」って、どういうこと?
しかも従姉妹は二十歳で膠原病を発病し、ほとんど働いていないのです

 

こんな従姉妹ですから

勿論、私にも言いたい放題です

「私がアンタぐらいの年齢のときは、アンタよりもっと若かったわ」

もう、意味がわかりません!

そんなこと、第三者の誰かが言ったのか!?と

どうでもいいことです!

不愉快です・・・

 

私に対して、最強に酷かったのは

「アンタだけ親に可愛がられて、アンタなんか幸せになれる訳ないわ!」

これは、私の異母兄妹である兄や姉は親に可愛がられていないという言葉を真に受けて、外野でしかない従姉妹なのに、兄や姉のために私の不幸せを願ったのですね

 

二十歳で膠原病になり、痩せて少し風貌が変わり、恋人とも別れた

これから先、結婚できるかどうかも分からない中で、人を妬んでいるのなら

私のせいではないけれど、健康な私は目障りなんだろうと距離を置きました

 

こうやって書いていると

まだまだありますが、私にしても私の両親にしても

「あの子は気分の悪いことをベラベラとよく喋る!アホな子やな!」

と思っても直接は口に出してこなかった

それは、彼女にとって良くなかったのです

 

他人や見ず知らずの人にまで

そんな不愉快な発言をしていたとしたら・・・

 

今、支えなしでは歩きづらくなっている彼女は、

ひとりでタワマンの一室で犬と暮らしています

 

彼女のひとり娘も一緒に住むことは「ない」と答えたそうです

 

でも、ひとり娘は仕事と妻と母でもあり、自分も膠原病の悪化に気をつけながらも

車で大阪神戸を往復しています

 

遠くに引っ越した私

もし、母亡き後、あのまま近くに住んでいたら

きっと何かと気になり

代わりに買い物に行ったり、おかずを届けたりしたことでしょう

なぜなら、実際にお世話になっているヘルパーさんへの不満も多かったのです

夫には「いい加減にしとけ!」と 今まで以上にお叱りを受けていたことでしょう

 

従姉妹の話は、自分の大変な身体の状態と

それに真剣に向き合ってくれない医者への不満

娘婿への不満

毎回、それらが大きく、黒く渦巻いていて

ずっと聞かされる私を巻き込んでいくようでした

 

そんな良くない話から、逃れたかった

これも引っ越しをしたかった、理由のひとつでした

 

続きます