高齢者の肌トラブルは多いと思います。
塗り薬は一種類ではありません。
部位ごとに状態が違うと皮膚科のドクターは様々な薬を処方されます。
どこに何を?
ヘルパーさんは勿論、ショート先やディでも・・ややこしい!
それで分り易くするための得ワザです。
塗り薬専用・ノートを作ります。
ネットで「人体図」イラストを探し、全身の状態がわかるように貼り付けます。
そこに、番号を書きます。
その番号は、薬の番号です。
薬名を書くよりも番号にした方が分り易いです。
同じ番号は、薬そのものにも書きますが、シッポを付けます。
*番号が見やすく、取り出しやすいです*
ノートには薬局でもらう説明書も貼り付けられて、すぐに確認できます。
勿論、多種類の薬が出たときのみの方法です。
母は、肌が弱くてトラブルが多いのですが、2年前の冬は全身に一気に出ました。
白くて透明感があって・・と、87歳になるおばあさんに掛けられる言葉じゃないと思うのですが、
みんなが驚きます。紫外線を極力避けて注意してきた賜物です。
その分、とてもとても弱いのです。
皮膚がんに注意しながら、適度に太陽を浴びなくてはいけないと思います。
このシッポのアイデアは、ヘルパー事業所の管理者に教わりました。
事業所内の異動があり、なかなかお会いできないのですが、ド素人だった私が最初にお世話になったヘルパー管理者でした。
初めて新しいことを学ぶとき、スキルが高く、人として正しい想いの人に出会えたのは、私にとって財産となりました。
彼女は、ゆったりと「こうするねん~」と言いながらオムツ交換のやり方を見せてくれました。
偉ぶらず、優しいおっとりさに救われて、部下は彼女を慕います。
利用者の中にはクレームとしか思えない無理なことを仰る方もおられるようですが、
「何かそこに、その人の思いがあるんやね」と彼女は言います。
どうしたら、その思いに近づけるか、何か方法はないかと考える人です。
スキルだけではなく、人として尊敬できる人です。
皮膚科に受診させるのも介護度5では、大変です。
ヘルパーさんと一緒に、クリニックでもベッドに移動させるつもりで行きます。
でも、ドクターは面倒だと思うのか・・
「車椅子のままでいい」と言って、無理やり身体をねじらせてチラッと見るだけ・・・
指示された薬では効きません。
で、うちの往診医にお願いしました。
往診してくれる皮膚科を紹介して欲しい!
医師会に依頼したら、お一人手を上げて下さったドクターがいました。
とてもいい先生で、往診の日や時間の打合せに何度も私の携帯にお電話くださいました。
新しいマンションで開院されたばかりのクリニックでした。
訪問看護師、ヘルパーさんみんなで皮膚科の往診ドクターって、なかなかないから、
よかった、よかった!他の方にも紹介できる!と喜びました。
それから2ヵ月ほど経って、再度往診のお願いをすると・・・
「僕に時間がないんですよね」と なんだか拒否っぽい・・
それでも 食い下がって、なんとか・・・
でも、その後お願いの電話をされた方には「往診はやっておりません」とのこと。
なんなんでしょうね~
流行り出して、患者が増えて万々歳なのはともかく、寝たきりでもやっぱり必死で連れて行くしか仕方ないのね。
この春また、医療費の改正で医師の処置点数、上がりますよね。
これ以上、どこまで上げるの?
医療費の財政が大変だからと言いながらですよね?