今秋の育成枠ドラフトで入団した西山道隆(26)投手が30日ウエスタン・リーグ中日戦で完封勝利を飾った。育成枠選手は6月末までの支配下登録選手入りを目指す立場にある。失敗は許されないし、強烈なインパクトを与えないと生き残れない。5安打、無四球のおまけ付きでお釣りがくるほどの猛アピールだった。


四国IL時代は150km/hを超す直球を武器に5試合連続完封勝利というとてつもない記録を打ち立てた。春季キャンプではエース斉藤の横で245球のブルペン投球。これには斉藤も「いいモノを見せてもらった。必死さが伝わってきた。あぁいう気持ちを忘れたらダメだ」と感銘を受け30分間アドバイスを行うなどエースをぞっこんにさせた。怪我で離脱というリスクを背負いながらも、結局チーム一の1200球を投げ込み必死さをアピール。開幕してからも自ら打撃投手を志願し、プロの打者へ真剣勝負を挑むなどチャンスが来るのをひたすら待ち臨んだ。こういった“必死”の努力が今回の完封劇を呼んだに違いない。


育成枠ドラフト2年目以降の価値を上げるのも西山投手らの活躍は欠かせない。6月末の支配下登録、そして1軍昇格へ大きく一歩を踏み出した。その時が来た頃に“投げ込み”の疲労が出ない程度に仕上げて行って欲しいものだ。


そういえば、1・2軍でも今季“初”完封!? 寺原くん、高橋秀くん、うかうかしておれないぞ!!