【阪神vsロッテ6回戦】
数々の名勝負を演出しているセ・パ交流戦だが、甲子園でも新しい名勝負が生まれた。本来、“投手戦”のイメージは本格派投手の投げ合いが思い浮かぶ。6/5阪神vsロッテ6回戦は、一風変わった投手戦となった。ロッテ・渡辺俊介、阪神・下柳剛という“技巧派”による壮絶な投手戦が展開されたのだ。
下柳はここまで無傷の6勝と不敗神話を続けている。渡辺も8勝1敗とリーグトップタイ。負け方を忘れた両投手の投げ合いはまさしく変幻自在の投球で凡打の山を築いていった。渡辺は130km/hに満たないストレート、下柳も130km/h前半のストレートと力任せのボールはない。阪神打線は渡辺のカーブに腰が浮き上がり130km/hに満たないストレートに振り遅れてしまう…まさに俊介ワールドにハマってしまった。ロッテ打線も下柳の憎らしいほどの緩急にバットが空を斬る…
フランコの先制タイムリーでロッテが優位に試合を進めるが、8回、西岡の3塁打の好機に堀、フランコが下柳の術中にはまり追加点を奪えない…すると不敗神話が生きているかのようにその裏、渡辺から桧山が右中間に2塁打。代打・浜中が犠牲フライを打ち上げやっと1点をもぎ取った。
試合はこのまま救援陣の我慢比べ・・・同点ながら阪神は久保田、藤川、ロッテも小林雅英を投入する必勝リレー!延長12回両者譲らず1-1で引き分けた。防御率1点台の技巧派両腕の投げ合いに、12球団トップクラスの救援陣による迫力ある火消し合い…。来年までこの対戦が見れないのは惜しい…。