サプリメントの決定的な弱点、教えます。 | 漢方相談ブログ

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漢方治療の方法や漢方薬の効果

不妊症やアトピー、神経痛などの症例を紹介しています。

サプリメントで何かの病気や症状を治療しようとする時には、決定的な弱点があります。
この弱点は、病院の西洋薬にも言えることかもしれません、

まだ冒頭、3行目ですが、ズバリ言うと…

いいことしか言ってない。ということです。

サプリメントを買おうと思うとき、皆さんは何を指標にしますか?

「○○成分が、こんなにも入っています!」
「○○の成分で気になる腰痛や関節痛が~」

サプリメントは薬事法上、効果が謳えないので、はっきりとは言ってませんが、ようするに「なんかの成分があなたのその病気や症状に効きますよ」っていっているのです。

「なんだ、病気を治すのに効果があるんだから、何が悪いんだ?」

そうかもしれません。しかし、ある人達には、具合の悪いことになってしまうときがあるんです。

それは、そのサプリメントを飲んでも、説明の通りによくならなかった時。

これは、病院の薬にも言えることです。

よくならなかった場合、大概、それを薦めた店や病院は、効果が足りないとして、倍量飲ませるか、病院なら、より強い薬に変えるのです。

まーそれは、とりあえずは、おかしくない対処かもしれません。
とりあえすは…。

効果を強くすれば、その分、効く可能性がでてくるからです。
ただし、同時に健康食品なら、値段が倍
病院なら、副作用などのリスクも倍になります。

しかし、それでも、変わらなかったら…。

「飲む期間が足りない」ってなります。

しばらく飲まないと効きません。
行き詰まった先生の殺し文句。

いつも、思うのですが、これ言うんだったら「後、どれくらいの期間が必要」かの目安、もしくは、「ある期間でダメだったら○○の対処を考えている」とかは言うべきだと思いますね。
じゃないと不安です。


基本、「しばらく飲まないと効きません」というのは効果が出るまでの永遠に飲む設定なんで。

こんな事言ってたら、先生方に「いつ治るか、そんなのわかるか!」って言われそうなので、1つ例を出しておきます。

以前、子供がものもらいになって、なかなか治らなかったので、2件目の病院で聞きました。
「この抗菌目薬、どれくらい使ったら治りますか?」
そうしたら、案の定、「そんなのわかりません」的な返事。

そこで、「すみません、聞き方がまずかったですね。別に先生にいつ治るかを決定してくれとか保証してくれって言ってません。いつ治るかの目安を今まで何千人も治療してきた医学の専門の先生の経験からの見解を聞かせてほしいんです」と。

こっちは、1件目でこれですぐ良くなりますよ~って言われてたのに、全然よくならなかったから、
聞きたくもなります。

そういっても、結局、答えは、「わかりません」的なの。
だったら、もう、どうでもいいわと思って、それ以上は相談せずに帰りました。

ちなみに1本使った後、なんとなくマシになってたのが、また再発。
近所の病院、2件、しかも子供のちょっとした病気すら治せそうにないので、次の病院に行くのも空しくなって、なんとか漢方で治しました。

つまり、患者さんには、治療に関して、専門家としての将来の見解と対処方法を常に話してあげてほしいんですね。
患者さんは素人だから、医学の事なんて言ってもわからないって意見があるかもしれませんが、だったら、わかるように!
昔、マーケティングの本に難しいことを誰にでもわかるように説明できない人は実はその人自身が本当の意味で理解していないと書いてありました。

ということで、サプリメントはいいことしか、いっていないので、飲んでダメだったら、次は、どうしようもないんです。
後は、「いつか」を信じて飲み続けるしかありません。

ただし、サプリメントを本来の飲み方、
「足りないものを補充する」「治療のメインにはしない」なら問題ないですよ。

そして、漢方はこの弱点がないのです。
それは次回。