葛根湯って、漢方に縁がない方でも

知らない人はいないくらい

超有名ですよね。

 

 

 

「風邪といえば葛根湯」と、

まるで風邪の万能薬のように

言われています。

 

 

 

今日来られた方も

高熱が出て体がだるいので

市販の葛根湯を飲まれていました。 

   

 

 

 

ところが、

服用しても熱は下がるどころか

上がっています。

 

 

どういうことでしょうか?

 

 

 

 

私は漢方薬局で働きだしてから

20年以上経ちますが、

葛根湯を出したことは

実は一度もありません。

 

 

 

 

葛根湯は、風邪のごく初期に使う処方で、

生薬の処方構成も

寒気、後頭部や肩の強張りなどの症状が取れるように

体表面を温めるようになっています。

 

  

 

 

本当に葛根湯が合う状態でしたら、

服用して30分もすれば発汗して

スッキリと解熱して楽になるはずです。

 

 

 

何日も飲み続けるなんて

あり得ない処方なんです。

 

 

 

現代人は、普段から過食により

胃腸を酷使しているので、

風邪の初期の症状はあっという間に通過して

体内の症状に進行してしまうのです。

 

 

 

ですから体内の熱を取るような

漢方処方を使うことになります。

 

 

 

体内の熱になっているときに、

葛根湯や麻黄湯など

表面を温めるものを飲んでしまうと、

さらに熱が上がり、悪化を招きます。

 

 

 

喉が痛い、

胃が悪い

食欲が落ちている

腹痛のある下痢をしている

体が重い、だるい

などの症状がある人は、 

 

葛根湯、麻黄湯は厳禁です!

 

  

コロナも風邪の一種、治し方は同じなんです。

 

 

 

 

特に今は、

年末年始の過食シーズン後なので、

胃腸が弱り免疫力も下がっています。 

 

 

 

こういう時は1/7の七草粥だけではなく、

しばらくの間、

夕食を抜く夕食断食をすることをお勧めします。

 

 

 

胃腸の弱りが取れると、

心身ともにかなりスッキリしますよ! 

 

 

ぜひお試しください✨