インスリンはブドウ糖を細胞に取り込ませるだけではなく、
細胞の増殖と代謝を促進する作用があります。
実際に、大腸ガンの人の血糖値や
インスリン濃度が高い事が分かっています。
また、乳ガンの人では、
インスリン受容体が過剰に発言している事も分かっています。
試験管内の実験ですが、
ガンの培養液にブドウ糖を入れると、
ガン細胞の増殖、転移、浸潤が促進されます。
その状態で、インスリンを添加すると、
さらに、ガン細胞の増殖が促進されました。
ガンの栄養はブドウ糖なので
ブドウ糖を入れると増殖するのは当然ですが、
その状態にインスリンが存在すると、
ガン細胞はさらに増殖するのです。
糖質制限食は血液中のブドウ糖濃度を上げません。
また、追加インスリン分泌も促進しません。
ガンを心配するなら、
糖質は出来るだけ取らない方がいいと思います。