こんにちは、薬局長の酒井亨です。
昨夜、二度ほどくしゃみをして、このところ寒かったからかもしれないな、と思い、熱めのお風呂に浸かってから寝ました。
整体法の野口晴哉先生は、風邪を(風邪以外の病気もすべて)治すべきものと考えず、経過させるものと捉え、風邪を宵越しさせるようでは(体が)鈍いと言われていたようです。
さて、今日、私が元気でいるところをみると、そう鈍くもないようですね。
こうした体の働きが鈍くなってくると、合気道の動きも鈍くなってきます。
それはどういうことか、と言うと、合気道では動きの最終地点だけを一瞬イメージして、途中の動きはすべて体に任せてしまうのですが、体の働きが鈍くなってくると、その途中の動きを任せきれないことになるのです。
合気道において体に任せて技をかけている、それを支える体の働きは、自然治癒力と同根のものです。
もっと言うと、生きようとする意思によるものです。
その生きようとする意思は、万物を育もう生かそうとする、宇宙に遍満する生命意識=気からくるものです。
合気道において、足をどう動かそうか手をどう動かそうか、と考えながら動くのは初心のうちで、上級者がそれではいけません。
かつて、私が野中日文先生に「そのとき足の運びはどのようにしますか?」というような迂闊な質問をして、「あなたがそんなことを聞いちゃいけない」と叱責されたことがありましたが、それは当然のことですね。
体の自然な動きに任せればよい、頭で考えることではないし、まして他人に聞くことではない。これが先生の言わんとしたことでしょう。
私たちは体の中で免疫系がどのように働いているのかを知覚することはできませんし、その必要もありません。
日頃から宇宙の気の働きとシンクロして(合気して)いれば、勝手に健康を回復するようにできているのです。
しかし、頭でっかちになってしまった現代人にはそれが素直にできないから、宇宙の気を取り入れるためのメソッドである合気道や整体法、漢方薬が必要になってくるのでしょう。
体の勘が鈍くなってくると、いちいち頭で考えながら物事を処理するようになってきます。
合気道の場合、それでは間に合いません。
相手の素早い攻撃をさばくことは到底できません。
それで、体に任せることをある段階がきたら覚えていただかなくてはならないのです。
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