素問識・霊枢識 | 福井県坂井市の漢方薬局 酒井薬局のブログ

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江戸期に考証学派発展の礎を築いた人として、多紀元簡(たきもとやす)が知られています。
考証学派というのは、豊富な医学文献に基づいて考証を行う学派で、誰でもが志向してできる種類のものではありませんでした。江戸時代に豊富に文献を取り揃えるというのは、大変恵まれた一部の人たちにしかなし得ないことだったからです。

素問識(そもんし)と霊枢識(れいすうし)は、多紀元簡の代表的な著作として知られるものです。
私はこの二冊を、亡くなった師匠からいただきました。
なぜこのような貴重な書物を私にくださるのだろうと思ったのですが、私はありがたく頂戴いたしました。

私は、かつて、この師匠の厳命により、素問・霊枢・難経などの書写を3000時間くらいかけて行い、それによって傷寒論の理に目が開かれたのでした。
素問識・霊枢識の二書を手に取る度に、それらの一連の出来事が脳裡をよぎります。

私は、この二冊をいただくよりも先に、幕末から明治にかけて生きた考証学派の漢方医・山田業広(やまだなりひろ)に着目し、その著作を蒐集し始めていたのですが、その話はまたいずれ。

私が考証学派に目がいったのは、朴庵先生の業績は、まさに昭和の考証学派であると思ったからです。
多紀元簡も山田業広も、もちろん臨床医であって、たんに文献研究をしていた人たちではありません。
同じように、朴庵先生は実証主義的立場で考証を重ねていき、独特な漢方の学を確立されていったのです。

古典研究というと、それも漢文(白文)で書かれた傷寒論・金匱要略や黄帝内経・難経を研究するというと、「暇なやつがやればいいことで、忙しい日々の臨床に追われる身には不可能」と言われる医療者もおられるかもしれません。
そうですね、たしかに漢方を専門として取り組んでいない限り不可能でしょう。片手間でできる研究ではないです。
膨大な時間が必要となりますから、遅くとも二十代前半には志を立ててスタートを切ることが必須となってきます。

最近、私が思うこと。
それは、時間が足りない、ということ。
朴庵先生の言われた通り、「世俗の毀誉褒貶に耳を傾けている暇」はなさそうです。



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