見習いパンダくん
「先生、漢方を飲むとやせるって聞いたんだけど、それって本当なの?」
最近笹の葉だけじゃなくてお肉もいっぱい食べちゃって・・
パンダは雑食だからなんでも食べちゃうだよねw」
老パンダ
「ホォ、どこでそれを聞いてきたのか・・
う~む、確かにそういうこともあるのじゃ!!」
見習いパンダくん
「漢方って効果がマイルドで長く飲まないと効かないとか、
未病の範囲って聞くけど、なんで飲むとやせるの??」
老パンダ
「フム、良い質問じゃな。
よいか、漢方の良いところは、その人の病状や体質を見極め、
エネルギーが乱れた状態から、健康の範囲内に戻すことなのじゃ。」
例えば太っている人はどういう状態だと思うかの??」
見習いパンダくん
「え~と・・、食べ過ぎとか運動不足とか・・」
老パンダ
「フムフム、それはつまり、その人の本来の
あるべき正常な範囲から逸脱しておるということじゃろ?
もともとは正常な範囲にあった人がなぜ太ってしまうかと言えば
中医学では次の大きく4つに分類しておるのじゃ。」
・年老体弱(消化・代謝の衰え)
・飲食不節(暴飲暴食・甘いもの)
・運動不足(デスクワーク中心)
・その他(遺伝的要素・性別・地理・環境)
「そしてこれらに対応して
・年齢体弱⇒消化機能を高めて、排泄を促す(六君子湯、健脾散)
・飲食不節⇒胃の過剰な熱を冷ます(防風通聖散)
・運動不足⇒全身の血液やエネルギーを巡らせる(冠元顆粒)
という方法で対応することができるのじゃ!
他に遺伝的要因などもあるが、そもそもその人の正常な範囲を
逸脱していなければ問題ないと考えるのじゃよ。」
見習いパンダくん
「なるほどですね~、でもどうしてそれでやせるの??」
老パンダ
「身体が正常範囲に近づくと、食べ過ぎることもなくなり
無駄な脂肪が落ち、自然と体重も
もとの範囲に落ち着いてくるのじゃよ。」
もともと別の病状で漢方を飲んでいた人が
気が付くと体重が減って、とても体調がよくなっている
ということが良くあるのはそのためなんじゃよ。」
見習いパンダくん
「へぇー、漢方って不思議だけど、なんだかすごいんだね!
僕も笹だけじゃなくて・・ちょっと飲んでみることにするよ^^」