今日は朝の雨がうそみたいに昼以降は太陽も出て、暖かくなってきました。
ただ、まだインフルエンザも流行し、寒さも続いていますので皆様油断はしないでください。
今回はもうすぐ春という事で春先に身体をいたわる漢方薬を紹介したいと思います。
中医学的(五行説)には春は木の季節で、それを身体に当てはめると
「肝」
の季節です。肝は体の血を貯蔵しエネルギーの流れを調節すると言われています。
木は上に伸びて成長していきます。
それと同様に中医学の考え方では「肝」がエネルギーを体の隅々までめぐらせることで
春先暖かくなったときに元気よく、活動的になれるのです。
ただ、4月は入学、就職など、これまで生活していた環境からガラッと変わる方が多く、
その為疲労が溜まりやすくなったり、ストレスを感じてしまうことが多くなり、
それが原因で肝の働きが滞り、そこからイライラ、不安感などの精神症状、女性であれば生理不順など
さまざまな症状が出てきます。
そのような症状を改善したり、予防するための漢方薬が
「逍遥丸」です。
この漢方は女性の生理不順、PMS(月経前症候群)などで使用されている方も多いと思います。
エネルギーの流れを良くし、肝に血を増やしてあげることで肝の働きを助ける事で春に使用すると効果的に働きます。
また、ストレスでお腹が張ってしまったり、痛み、ガスが溜まり易い等の症状が出る方は
「開気丸」
生理不順、生理痛、PMSなどがひどい方は
「婦宝当帰膠」
食欲不振、疲労感、胃もたれが辛い方は
「健胃散」
などを併用してみるとより快適に過ごすことができると思います。
それ以外の症状でもお困りのことがありましたら是非ご相談ください。