朝晩すっかり涼しくなって、日に日にハロウィンめいてきましたね。秋は自然も人間も乾燥の季節!に入ります。乾燥性の皮膚疾患が多くなり、春夏の紫外線ダメージが肌に現れるのもこの季節。

乾燥肌だから、毎晩ローションパックと美容液でしっかり保湿ケア!と頑張っていらっしゃる方も多いと思います。
肌の乾燥は放っておくとシワやたるみの原因ガーンにもなってしまう、女性の肌老化の元凶。小まめに保湿して、いつも肌がうるおった状態にしておくことがとっても大切です。

ただ、肌が乾燥するのは外気のせいだけでなく、体の内側からの警告サインであることも多いんです。体の中に栄養や水分が足りなくなってくると、肌もハリがなくなってカサカサしてきます。
‘肌は内蔵の鏡’といわれるように、肌の不調は体の不調を現わしているからです。

保湿ケアはしっかりしているのに乾燥を感じるという方こんなお悩みありませんか?
・お風呂上りはハリがあるのに、時間が経つとすぐしんなりしてしまう
・乾燥を感じるけれど、顔の表面はいつもテカっているオイリー肌
・小ジワはないけれど、顔や首のたるみが気になる
・マッサージすると調子が良い、でも続けられないからその場限り・・
・シミ、くすみ、クマも気になる

こんな方は、体の内側から肌をうるおすあせるケアが必要かもしれません。

そこで、中医学でみる乾燥肌のタイプと、おすすめの漢方薬をご紹介したいと思います。

乾燥肌の体質には、いくつかのタイプがあります。
①血が足りない(血虚:けっきょ)
②血のめぐりが悪い(瘀血:おけつ)
③水分が足りない、水分のめぐりが悪い
④胃腸が弱くて、食物が血になりにくい
⑤加齢とともに①~④の働きが弱くなってきた


①血が足りないタイプ(血虚タイプ)
肌に栄養が行き届かずカサカサしてしまいます。
めまい、立ちくらみ、動悸、不眠、冷え症、生理の量が少ないなどの症状が出てくることもあります。
このタイプには、血を増やす生薬の入ったお薬ドキドキがおすすめです。イスクラ婦宝当帰膠、十全大補湯、四物湯、心脾顆粒などがよく使われます。
  $漢方のことなら日本橋・六本木・新宿・中野にあるイスクラ漢方薬局に相談してみよう
   イスクラ婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
当帰、阿膠、地黄など血を増やしてくれる生薬が配合された、女性の健康と美容にとても効果的なお薬です。甘くて飲みやすいシロップタイプになっています。


②血のめぐりが悪いタイプ(瘀血タイプ)
血のめぐりを良くすることで、肌のすみずみまで栄養が行き渡るようになります。
血液をサラサラに流してくれるお薬音譜イスクラ冠元顆粒、血府逐瘀湯などの漢方薬がおすすめです。
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   イスクラ冠元顆粒(かんげんかりゅう)


③水分が足りない、水分のめぐりが悪いタイプ
貧血ではないけれど肌がカサカサしている。このタイプは便秘気味で口が渇きやすい、唇が乾燥するなどの症状があります。体の中の水分を補って、肌まできちんと水分を巡らせてあげることが必要コスモス
麦味参顆粒や百潤露は体をうるおす作用が強いので、この季節にはおすすめです。ほかに杞菊地黄丸、六味地黄丸などの漢方薬も使われます。  

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       麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)
       
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             百潤露(ひゃくじゅんろ)


④胃腸が弱くて、食物が血になりにくいタイプ
若いときからシワに悩むタイプは痩せている方が多いようです。また疲れやすく食欲があまりないのが特徴です。
胃腸の消化吸収をよくすることで、筋肉がついて、肌のハリが増してくるんですニコニコ
イスクラ補中丸、香砂六君子湯、イスクラ健脾散などがよく使われています。
             
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     イスクラ補中丸(ほちゅうがん)
体の‘真ん中’にある胃腸を元気にしてくれるお薬です。胃腸が弱くて疲れやすい、少食、胃下垂などの方に適しています。


⑤加齢とともに①~④の働きが弱くなってきたタイプ
①~④を改善しながら、中医学でいわれる腎の働きを補い、体を元気にして、潤いを増してくれる漢方薬がおすすめです。杞菊地黄丸、八味地黄丸、六味地黄丸などがよく使われます。
  
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         杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)


この他にも、乾燥肌の体質を調整してくれるお薬はまだまだあります。
長く調整していくと、乾燥しやすい肌も徐々にうるおいに満ちたお肌にニコニコなっていきます。

夏バテ肌をしっかりと立て直して、厳しい冬に向けて今からお肌の養生をしておきましょう。
秋の夜長といいますが、夜更かししないでお月様たっぷり眠ることも美肌の基本ですよね。
ナシやミカンなど季節の果物も体をうるおしてくれるのでおすすめ。

そして、体質に合った漢方薬で、ぜひ肌の底力を上げて冬を乗り切ってくださいビックリマーク