メルボルン、だんだん寒い日が多くなってきました。秋です。
オーストラリア2ndシーズン
☆83日目☆
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「バリスタコースて何ー?」「どんな事やってたの〜?」という方へ...
今日は
バリスタコース行ってみた感想
をお届けっ!
<そもそも、バリスタって..??>
コーヒーに詳しくて美味しいコーヒーを入れる人!(ざっくり)
日本の喫茶店といえばハンドドリップが主流ですよね?(あんまり詳しくないけど)
こちらオーストラリアのカフェといえば、マシーンで抽出したエスプレッソを元に、スチームしたミルクと混ぜてラテとか、フラットホワイトとか呼ばれるコーヒーを作って出すのが主流です。
元々イタリア移民がメルボルンでコーヒー文化を広めていったことが、メルボルンのコーヒーやカフェが一目置かれている所以だそうな...(全然詳しくない)
そういった色んな種類のコーヒーを作って出す人がバリスタ!
<バリスタコース>
で、コーヒーの作り方や、コーヒーについて教えてもらえるのがバリスタコース。語学学校のコースの1つで、外国人がカフェでの仕事を得る目的で創設されています。
学校の関係者によると、コーヒーの作り方は1日講習など色々あるそうですが、1ヶ月以上学ぶというのは割としっかりコーヒー作りを学んだ、と仕事探しの時にアピールできるそうです。
<和気あいあい明るいクラス>
イヌスINUSのバリスタコースは少人数制なので生徒は全部で6人。
内2人は大学で語学や国際関係を学んでいて、休暇を使って来てました。他の子は将来自分のお店でコーヒーを出したい、ワーホリでカフェで働きたいなどなど。
私の同期は日本から4人と韓国から2人でした。先輩、後輩メンバーを見ても、日本人が半分以上で、日本人に人気の様子。
これについて最初は、「日本人てミーハーっぽいとこあるし、”バリスタ”って響きがカッコイイし人気なのかな〜」と思ってました。
だけど今は単にそうじゃないかもと思ってます。
なぜならこのコーヒーで有名なメルボルンのカフェで活躍されている日本の方が本当に沢山いらっしゃるんです。ローカルなカフェで、しかも責任重大なヘッドバリスタやロースター(豆を焙煎する人)でさえも!
”メルボルンのバリスタという仕事”と”日本人”。何かひきつけあうものがあるのだと思います。
<チャーミングな先生>
私の先生はとってもチャーミング♡めちゃくちゃイレズミ入ってますけど♡
こっちでタトゥーはファッションであり、アートなんですね〜。タトゥーが入ってても、入ってなくても、チャーミングな人はチャーミングです。
<時間割>
私が通った時はこんな感じ。(期によって異なるようです)
月•火曜 15:00-17:00
水•木曜 15:00-18:00
金曜 (14:00-16:00自主練)
※2週目から14:00-15:00自主練
1日2〜3時間、実質週4日の授業でした。座学もあれば、エスプレッソマシーンで練習したり、学校の近くにある先生のおすすめカフェに行ったりも。
金曜日の2時間と、2週目から出来る1時間の自主練は、生徒だけでエスプレッソマシーンを使える時間。先生はいないので、どうしたら上達するか試行錯誤しながらやっていました。ラテアートの動画で研究したり。クラスのみんなと和気あいあい、切磋琢磨しながらやってました。
<授業の内容>
座学はエスプレッソマシーンの各パーツの呼び方から始まり、エスプレッソで作るコーヒーの種類、コーヒーのレシピ、コーヒー豆の栽培から焙煎されるまで、カフェの仕事で使う英語、レジュメの書き方などなど...。
半分以上はエスプレッソマシーンを使った実践。エスプレッソの出し方、グラインダーの調整の仕方、スチームミルクの作り方、ミルクの注ぎ方、バリスタの仕事を模した練習。
最後の方はひたすらラテアートの練習。美しいラテアートには、まずよいスチームミルクが作ることが前提になります。
この5週間、自分でコーヒーを作れば作るほど、お店で出てくる美味しいラテの素晴らしさが分かるようになりました。
<実習について①>
ワークベーストレーニングWork Based Trainingと言って、2週間実際のカフェに立つ実習が組まれています。
実際にコーヒーを作って出す実習ではなく、途中で行かなくなる生徒も多かったようで、はじめから1週間に減らす生徒もいました。(学校もそう勧めていました)
私は1週間じゃ何もわからないまま終わってしまうと思ったので2週間を選びました。
またいつ実習に行くかは生徒によって異なり、学校が始まってすぐ行く人もいれば、卒業後という人も。
INUSを考えている方は、スケジュールを立てるためにも要確認しましょう!
<実習について②>
平日朝8:30〜12:30の4時間。実習先のカフェにもよりますが、仕事内容はお皿を下げたり、テーブルを拭いたり、あらゆる雑よ...お手伝いをしました。
バリスタの仕事が出来なくても、実際のカフェに潜入出来るのはとても良い機会だと思います。何を学ぶかは自分次第です。
時々お客様の注文や、スタッフの接客英語を盗み聞き。
お客様:「サワドウィズバタンドベジマイト?」
オーマイガッシュ全然わからん。
答えは「Sourdough with butter and Vegimite?」
(サワドーというパンのスライスにバターとベジマイトを塗ったトーストください)でした。サワドーとは、ほんのり酸っぱくてカリカリした、よくカフェの朝食で食べられるパンの事です 。
パンの名前1つ知れた事だけでも、よい勉強。知ってるのと知らないとでは、注文が取れるか取れないかにかかわってくるのです。
この2週間、私に出来る仕事はほんのわずかで、時には他のスタッフさんの邪魔かなと思う事も..。だけど「どんなに小さい事でも、今自分に出来る仕事をしよう」と出来るだけポジティブに望みました。
結果、雇われるまではいきませんでしたが、オーナーの奥さんが私の働きぶりを見て私に興味を持ってくれ、インタビュー(面接)してくれた事は嬉しかったです。間違ってなかったなと実感しました。
あと、スタッフの1人と仲良くなれて、今でも遊びに出かけます。これはとても有難いこと。
私のコミュニケーション力•英語力に対しても、粘り強く•寛容に接して下さったスタッフの皆さんには本当に感謝です。こういう時、私も優しい人になろうと思います。
<卒業...>
5週間で美味しいラテをコーヒー作れるようになったかというと...私の場合はNo〜〜でした。(ほかの同期は上手に作ってましたよ!)
自分はミルク作りが安定せず。上手くいってもラテアートがこれまた難題でした。
私はどちらかというと、料理の美しい盛り付けとか、見栄えに対して繊細ではなく雑..おおらかなのは知ってたんですけどね。
まだまだ練習が必要です。むしろ、練習あるのみ!一生練習!
<学校のカフェでバリスタできます>
卒業後はINUSの学内カフェで実際にコーヒー作り、出すことが出来ます。
月〜木曜の10:45から15分間と、12:15から1時間。1杯$1で生徒達に売るのです。空いた時間はマシーンを使ってコーヒー作りを練習する事ができます。
もしINUSを考えてる方は、コース卒業後に学校で練習出来る事を予定しておいた方が良いです!利用した方が絶対良い!
私は午前中にバイトを入れてしまったので週1くらいでしか行けてないですが、ラテアートは3週間たった今は卒業直後よりレベルアップしました!
それに実際お客様に出すとなると、ラテアートだけじゃなくて、コーヒーの種類によってフロス(ミルクの泡)の量を調整出来ないといけません。
はい。先日学校のカフェでフラットホワイト(1番フロスが薄い)を頼まれたのに、カプチーノみたいに分厚いフロスを入れて出してしまったのはこの私です。
これはもう訓練するしかないかと。この学校カフェでのバリスタ練習。とっても有難い!!!
実はこれ、ホームページには「”retail selling”が修了中の5週間に含まれている」と書いてあります。でも実際は卒業後の5週間。(この期間も変更する可能性ありそうです)
卒業後のこの練習の機会を逃すのはもったいない!!INUSを考えている方は、ぜひ入学前にいつ出来るのか学校に確認し、どんどん利用しましょう!
<仕事探し>
それで、肝心のカフェでの仕事探し。これまた、みんな口を揃えて”簡単ではない”といいます。
バリスタの求人はすごく沢山あります。が、大体最低2年以上とか、バリスタの経験が求められます。沢山履歴書を配っても、ネットを利用して応募しても、まず返信が来ない。
もうあきらめた、という声もききます。だけど実際にカフェの仕事についている先輩は何人もいます!!
私のカフェの仕事探しはというと。諦めるつもりはないのですが、現在はゆっくりじっくりです。のんびりサナピー。
英語もコーヒー作りも、まだまだ練習が必要。バリスタ以外にもオーストラリアでやりたい事がある。
限られたオーストラリアの滞在で何をするか。ワーホリを終えた後は日本で暮らしていきたいと思っているので、そのためには今何が大切かを考えながら、選んでいきたいと思っています。
今日も読んでくれてありがとうございます!
Don’t worry, be happy!
笑顔で行こう。
みんな大好きー\(^o^)/