苦味のある山菜で春を健やかに! | 富山発 現役薬剤師がお届けするやさしい漢方・ハーブだより

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こんにちは。

漢方薬剤師のみゆきです。

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先日行った五箇山で、

自生しているふきのとうを発見しました!





ふきのとうは、
春が旬の山菜のひとつ。

漢方的にも、
元気に春を過ごすために、
おすすめの食材です。



というのが、

春になると、
冬に溜め込んだ老廃物を排出しようと、
「肝(かん)」の働きが活発になります。


肝は五臓六腑の肝。

解毒や代謝、血液の貯蔵、
気の循環を調節(情緒の安定)
といったはたらきがあります。


春に活発になる肝のはたらきを助けるのが、
ふきのとうやワラビ、ぜんまいなど
「苦味」のある山菜なんです。


「春は苦いものを食べよ」
という言葉もあるくらい。



山菜そのものに、
解毒や便通をよくするはたらきもあるので
デトックス効果も期待できます。


また、「苦味」は
からだの過剰な熱を冷まします。

春に起きやすい肝の高ぶりによる
イライラやめまい、のぼせを落ち着かせてくれます。


さらに、さらに、
春の山菜には、芽吹きのエネルギーがいっぱい!

香りや肝をサポートする相乗効果で
気の巡りもよくしてくれます。



ふきのとうなどの旬の山菜は
まさに、春にピッタリですね。


ただし、苦味の食材は、
取り過ぎるとからだを冷やすので注意してくださいね。

バランスが大切ですね!



私も大好きな春の山菜の苦味。

五箇山のお土産に
ふきのとう味噌を買いました^^

 



絶品です!


旬の山菜の美味しい苦味で
肝のはたらきをスムーズにして、
春を健やかに過ごしていきましょう♪



 

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