喉からくる風邪の漢方薬 | 富山発 現役薬剤師がお届けするやさしい漢方・ハーブだより

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こんにちは。

漢方薬剤師のみゆきです。

私の漢方歴についてはこちら

 

 

 

寒くなってくると空気が乾燥して、
風邪をひいたという患者さんも増えてきました。

とくに喉にくる風邪が多い印象です。


空気が乾燥して喉や鼻の粘膜が乾燥すると、
防御機能が弱くなるため、
ウイルスや細菌が入ってきやすくなります。




小学生の娘も夜急に

「喉が痛くて変な感じ…声がおかしくない?」

こう急に言ってきました。


喉以外の症状はなく、食欲も元気もある。


私なら桔梗湯トローチの出番ですが、
子どもたちはあの味が苦手…。

 

桔梗湯トローチについてはこちらを!

漢方トローチで授乳中の喉の痛みや咳をケア!薬剤師オススメの市販薬


「風邪の引き始めで、
これから夜の間に症状が出てくるかもしれないし…」

ということで、

桂麻各半湯(けいまかくはんとう)と桔梗石膏の組み合わせで
漢方薬を飲んで様子をみることにしました。


桂麻各半湯は桂枝湯+麻黄湯の漢方薬で、
風邪の初期、葛根湯よりマイルドな感じで使えます。

桂麻各半湯について詳しくはこちらのブログ記事をお読みくださいね。




桔梗石膏は、
痰を出したり、炎症を和らげるはたらきがあります。


桂麻各半湯は市販されていませんが、
桔梗石膏は市販されています。

常備しておくと便利ですよ!

 

 

 




「この薬おいしいねー!」
笑顔で飲んだ娘ちゃん。






風邪対策のアロマも胸や喉にマッサージしながら塗り
早めに就寝。



次の日の朝もまだ喉だけちょっと変と言うので、
同じ漢方を飲んで登校しました。



「途中で帰ってくるかなー」
と心配していましたが、
そのまま喉の痛みはなくなったよう。


おやつの時には、
喉によいタイムも入りのハーブティーを淹れてあげました。




やっぱり風邪には早めの漢方ですね!!

とくに、のどの痛みには痛くなり始めのケアが大切です。

(大人の方だと麻黄附子細辛湯とかもいいですね)

 



学校では、
冬休みまでのカウントダウンも始まっています。

学期末はとくに元気に過ごして欲しいもの。


日中やその日ごとの気温差も激しい初冬です、

風邪の引き始めも見逃さずに、
早めのケアで元気に過ごしていきましょうね!

 

 

 


 

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