夏バテ予防に土用の日は鰻を食べよう
と一般的に広まっています。
ですが、土用は夏だけではなく、
年4回あり、春の土用は、ちょうど今日から始まります。
今回は、「土用は脾」の意味と養生方法をお伝えしましょう。
「土用-どよう-」とは
立夏 立秋 立冬 立春
それぞれの季節前の約18日間をさし、いわゆる季節の変わり目であり、次の季節への準備期間です。
気候や湿度の変化が激しい、各季節の変わり目の時期は「脾-ひ-」に負担がかかりやすくなります。
「脾」とは脾臓という臓器だけを指すのではなく、消化器全般をあらわし、食べたものを消化吸収し、必要なものに変化させ、必要な場所に運搬する働きを担います。
脾胃とは、
西洋医学でいう「胃腸」のことです。
東洋医学的に脾胃には消化・吸収のほか、
♢気(エネルギー)や血を作り出す
♢血液が血管から漏れないよう保護し、血尿や月経過多などを防ぐ
♢胃下垂などの内臓下垂を防ぐ
♢全身の筋肉や四肢を養う
といった働きがあるとされています
脾が弱ると次のような不調があらわれます。
□なんとなくスッキリしない
□体か重くだるい
□いつも疲れているように感じる
□胃が痛い、もたれる
□食欲がない
□体中がむくんでいる
□下痢、軟便が出る
□肌荒れがする
□頭が重い
□めまいがする
〈今年度の土用〉
春の土用 4月17日~5月5日
夏の土用 7月20日~8月7日
秋の土用 10月21日~11月7日
冬の土用 1月18日~2月3日
土用の時期の養生方法
脾は食べ物の影響を受けやすい臓なので、この時期の食養生は特に重要です。
●脾胃の気・血を補う食材●
なつめ、クコの実、ぶどう、レバー
鶏肉、卵、鮭、黒砂糖 など
●脾胃を補い、機能を高める食材●
米、インゲン豆、大豆製品
アジ、豚肉、牛肉、山芋、かぼちゃ
じゃがいも、キャベツ、りんご など
食べることは健康の基本であり、
脾胃が元気で栄養をしっかり消化吸収することができれば、
基本的な体力、免疫力が養われ、健康な身体をつくることができます。
ですが、「土用の鰻」というのは昔のはなしで、
飽食の現代は
胃腸を休ませることが養生になります。
脾胃に負担をかけたまま過ごすと食欲不振や消化不良、下痢といった症状を招き、季節の盛りに必要な栄養やエネルギーが不足し
体調を崩しやすくなり、夏バテや疲労、冷えといった不調が起きやすくなります
暮らしのワンポイント
冷たいもの脾胃の大敵
「冷たいものは脾胃を傷つける」という言葉があります。
なるべく温かい食べ物、飲み物を。
サラダや刺身などを食べるときは、みょうがやしそを添えると良いです。
暴飲暴食や脂っこいものは避けて
暴飲暴食はもちろん、脂っこいものの食べ過ぎや激辛料理なども脾胃の機能を低下させる原因になります。
若い頃は平気だったとしても、50才を過ぎたら胃をいたわりましょう。
身体を動かして食欲アップ!
散歩など、日頃から適度な運動を心がけて。
身体を動かして軽い疲労を感じると、脾胃が働いて食欲がアップします。
朝食は消化の良いものを
脾胃がまだ働いていない朝の食事は、温かく消化の良いものを。おかゆや味噌スープの朝食がおすすめです。
食欲が無いときは香りの良いものを
食欲が落ちているときは、香りの良い食材を取り入れて。
サンザシ、みょうが、フェンネル、カルダモン、山椒の実などオススメ。
丹田呼吸
姿勢を正して、お腹の皮と背中をくっつけるイメージで呼吸します。
吸う方は交感神経
吐く方は副交感神経
だから
吸うのは 3 カウント。
吐くのは6カウントのリズムでゆっくりした呼吸を。
土用の18日間は、
とにかく脾胃をいたわると良いです。
○まごわやさしいの食材を使った和食を腹八分目
○10分でも早く寝る
○くよくよ思い悩まない
○16時間断食
胃腸の負担を軽くして、
次の季節への準備を整えましょう。
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養生とは、
生きるためのエネルギーを
養って健康でいることです。
病気になってから
養生に努めるのではなく、
前もって養生するのが基本です。
さまざまな方法を試して、
自分に合った体調管理方法を掴んでください。
そして、
慌てない
他人を傷つけない
不安を大きくしない
という精神力で毎日を過ごしましょう。
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りんどう妊活コンシェルジュ
藤本 美和恵
(看護師)
26年間、看護師として働いてきましたが、病気になる前に自分の身体をケアし整え、自己免疫力を上げ病気を防ぐことこそが、本当に大切で、必要な知識・技術だと考えるようになりました。子どもを授かるべき女性の「生み出す力」を手助けできることは社会貢献度の高さと共に、個々の幸せにも繋がる素晴らしい仕事だと思い日々お客様に向き合っています。