暑い夏日が続きますが、あなたは昨日何を食べましたか
ネットニュースで目にした流行のスイーツを試したり、
暑さで食欲が無いからと、そうめんだけですませていませんか
それとも、
心と体が喜ぶ食事が摂れたでしょうか
食育の本にこんな表現がありました📖
お菓子ばかり食べているとおかしな子になる
肉ばかり食べていると憎たらしい子になる
野菜ばかり食べていると優しい子になる
「食事」という字は人を良くする事と書きます。
食べたもので心と体は作られるからです
では、どんな食事なら心と体が喜ぶのでしょうか?
今回は食べ物について話しましょう
一物全体‐いちもつぜんたい‐
一物全体とは、一つのものを皮も根も丸ごと食べましょうという意味です
種子、実、葉、根までの一つのまとまりは、生命体を構成していたものですから、生きていくために必要な栄養がバランスよく含まれています
特に種子や実は、次の世代を生み出すチカラを持つバランスのよい生命力に満ちた食べ物といえます
松の実やクコの実、ごま、卵がおすすめです
魚の小さなものを丸ごと食べましょう
シラスやちりめんじゃこ、アジなどがおすすめです
逆にいえば、大きな動物や大きな魚は消化するのにエネルギーを沢山消耗するので、あまり多く食べないほうがいいということになります。特にお肉を食べる時はよく煮込んで柔らかくしていただきましょう
似類補類‐にるいほるい‐
似ているものは、そこを補うという考え方があります
例えば、豆は胎児や腎臓の形に似ているので、漢方では生命力を養うのに良いとされています
「その臓器に似た食べ物を食べれば良い」と、昔、ヨーロッパでは体の部位に似ている食物が薬として処方されていました
「特徴説(Doctrine of Signatures)」とも表されますが、「形が似ている物は、性質も同じである」とされるのです。
これは、医学や健康学で昔から注目されていて、
似たような形や同じ部分を食べる事で、その臓器の機能を高めるという考え方です
東洋医学でも「相似の理論」という言葉があり、
東洋医学の哲学で「似たものは似たものを補う」という理論があります
特徴説は、アロマセラピーで使用される精油にも当てはまります
花:ローズ、ネロリ、ジャスミン
花は人間でいうと、顔と生殖器
(受粉する為、香りを出す)
精神的なストレス・婦人科系のトラブルやホルモンの不調を和らげます
花から抽出される精油は、スキンケアに適しています
葉:ティートリー、ローズマリー
ユーカリ、ペパーミント
葉は光合成をするため人間でいうと呼吸器
呼吸器トラブルの抗感染症・抗菌作用があります
木:サンダルウッド
人間でいう体幹
木は、地に根を張る事から、精神的に不安定な時、気持ちを落ち着かせてくれます
木から抽出される精油は、ヨガや瞑想など心を落ち着かせる時に使用されます
根から水分を吸い取る為、泌尿器に作用します
樹脂:フランキンセンス
ベンゾイン、ミルラ
樹脂は木の中心から抽出できるため、人間でいう血液
血流が良くなる
傷の修復を促し抗炎症
浄血を促します
血液を綺麗にし浄化作用があるため、教会や修道院で使用される事が多いのです
種子、果実:ジュニパー
ブラックペッパー
人間でいうと子供
エネルギーを活性化してくれます
食べ物と臓器の類似性についてあげてみましょう
人参や卵は目によい🥕
人参にはベータカロチンが豊富に含まれているため、目の健康に効果があります。
ビタミンAが豊富で、目の粘膜を保護し、白内障、夜盲症、黄斑変性症などの予防に役立ちます
卵のカロチノイドの一種であるルテインには有害な光から目を保護し、白内障や緑内障、目の老化現象を予防する働きがあります
トマトは心臓に効果的🍅
トマトのリコピンには、コレステロールをコントロールしたり、心臓病を予防したりと、心臓を守ってくれます
みかん・グレープフルーツは乳腺によい🍊
みかん、レモン、グレープフルーツは驚くほど乳腺に似ています
これらのフルーツは、乳腺のリンパ液排出を促し、乳癌細胞の増殖を防止してくれます
グレープフルーツに含まれるリモノイドという成分は、癌細胞増殖を予防してくれる事で話題になりました
クルミは脳によい🧠
クルミにはオメガ3、オメガ6、オメガ9脂肪酸が豊富に含まれており、認知症を防いだり、記憶力を向上させたり、脳にとってのミラクル食材です
クルミは神経伝達物質を発達させ、脳内の化学成分のバランスをとってくれます
研究結果でも明らかになっていますが、クルミを食べる事により認知症やうつ病などに効果的です
セロリは骨によい🦴
セロリには骨の構造を強化するシリカが豊富に含まれています骨にとって欠かせないカルシウムも豊富です
驚くことに、骨とセロリに含まれるナトリウムの割合はどちらも23%です
アボカドは子宮に効果的
アボカドは、「森のバター」と呼ばれ南アメリカでは女性は特に積極的に摂取しています
アボカドには、妊娠中に必要な成分である葉酸が含まれています
妊娠を望む女性に必要な栄養が豊富に含まれており、不妊症といった症状にも効果が高いと言われています
面白いことに、アボカドは完熟までに9か月間かかります。これは女性の子宮の中で赤ちゃんが成長する期間とほぼ同じです
イチジクは性器によい
いちじくは幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の生成を促すビタミンB6が豊富に含まれています
男女共に、性欲を高め受精率を高める効果があるため「性のフルーツ」と呼ばれ、古くから重宝されています
生姜は胃によい
生姜は、胃の炎症を鎮めるものとして昔から東洋医学だけでなく西洋でも使用されてきました
消化機能を促進し胃の不快な症状を緩和してくれます
葡萄は肺に効果的
葡萄には、ポリフェノールを始め、カリウム、亜鉛、鉄分といった、ミネラル分が多く含まれています
これらの栄養素は、肺胞が血流に乗せ酸素を運ぶ働きを高めてくれ、体中に酸素と栄養を届け、肺がんの発症を抑えると昔から重宝されてきました
ヨーロッパの科学者が発見した、葡萄にしか含まれない強力な抗酸化成分である、ブドウOPCという成分が血管保護作用や動脈硬化を予防するとされています
キノコ類は耳によい
キノコは、ビタミンB群やビタミンDが豊富です。
これらのビタミン群が不足すると、耳詰まりのような症状の要因となります。脳へ音声伝達が鈍化するため耳が聞こえにくいといった症状がでます
さつまいもは膵臓によい🍠
さつまいもはベーターカロチンは抗酸化作用が高く、豊富な食物繊維を含んでいるため血糖値の上昇が緩やかです
血糖値のバランスを整え糖尿病の予防が期待されます
オイスターは膣によい
オイスターにはテストステロンとエストロゲンのホルモンを上げてくれるアミノ酸を2種類含んでいます
その為、性欲を上げて膣の働きを良くしてくれるというわけです
身土不二‐しんどふじ‐
身土不二とは、「身と土、二つにあらず」
人間の体と人間が暮らす土地とは一体で、切っても切れない関係にあるという意味の言葉です
言葉の起原は大昔の仏典に遡ることができますが、現在では食の思想として「その土地のものを食べ、生活するのがよい」ということで使われています
身土不二とは、その土地で穫れた旬のものを食べましょうという教えなのです
心と体は食べ物をはじめ、さまざまなものを環境から取り入れています
水、空気、光、音、香りなど
環境と心と体は密接な関係にあるので、
その季節に自然にとれるものを中心に食べれば、暮らしている場所の気候・風土に適応し、季節の変化についていくことができます
小魚や卵や豆腐・大豆製品でたんぱく質を補い
「まごわやさしい」の食材を家で調理して病気予防のための栄養をしっかり摂り
土地の旬のものを腹八分目に食べる
これが心と体が喜ぶ食事といえます
そして、
慌てない
他人を傷つけない
不安を大きくしない
という精神力で毎日を過ごしましょう
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りんどう妊活コンシェルジュ
藤本 美和恵
(看護師)
26年間、看護師として働いてきましたが、病気になる前に自分の身体をケアし整え、自己免疫力を上げ病気を防ぐことこそが、本当に大切で、必要な知識・技術だと考えるようになりました。子どもを授かるべき女性の「生み出す力」を手助けできることは社会貢献度の高さと共に、個々の幸せにも繋がる素晴らしい仕事だと思い日々お客様に向き合っています。