すっかり温かくなって春ですね
温かくなってくると、気分もウキウキ♪
といいたいところですが、
なかなかそうはいかないこともありますよね💧
この時期は、体内の「血」「気」の巡りが滞り、
イライラなど精神的に不安になりがちです😣
こんな時には肝機能を高め、潤す食材がおすすめです♪
心と体をほっとさせてくれる優しい味わいのスープで
春の不調を整えましょう
材料《2人分》
・ホタテ(刺身用) 4個
・春キャベツ 2枚(100g程度)
・菜の花 2本~3本
・生姜 10g
・鶏ガラスープの素 小さじ1.5
・有塩バター 20g
・水 600㏄
・白コショウ 少々
・クコの実 あれば、大さじ1(10個ほど)
※アスパラやタラの芽など春ならではの野菜でどうぞ!
作り方
(下準備)
※クコの実は水に戻しておきます。
1.ホタテは横に3枚ほどの薄切りにします。
ベビーホタテなどであればそのままで♪
2.キャベツは、1cmほどの千切りにして、茎の部分は斜めに薄くスライスします。
菜の花は3cmほどの長さに切っておきます。
3.鍋に半量のバターをいれて、千切りにした生姜を炒めます。
4.香りが出てきたら、鍋に水と鶏ガラスープの素とキャベツを加えて中火で2分ほど煮込みます。
5.菜の花も加えて30秒ほど煮たら、残りのバターとホタテを入れてさっと火を通したら出来上がり♪
調理のポイント
菜の花は、つぼみが開いておらず、
茎の切り口が瑞々しいものが新鮮です
とても火が通りやすいので、調理の時に加熱しすぎないように、最後に加えるなどして食感を残すようにしてくださいね!
ホタテに含まれる栄養素は水に溶けやすい性質を持っているので、スープや煮物など、ホタテから出たエキスを丸ごといただけるお料理だと、栄養成分を無駄なくいただけます♪
ピックアップ食材
ホタテ
お寿司のネタやカルパッチョなどによく使われるホタテは
魚介類の中でも栄養価の高い食材です。
低脂肪で良質なたんぱく質が含まれ、中でも疲労回復効果やコレステロール代謝を促す働きのある「タウリン」が豊富で、生活習慣病や高血圧予防にも効果的と言われています。
薬膳では、身体を潤し余分な水分を排出する作用があります。
体内が乾燥してほてりともなったりするプチ更年期が気になる方は、特に積極的に食事に取り入れてみてくださいね。
薬膳でよく使用される「干し貝柱」は、戻すだけで旨みがたっぷりのスープになるので、簡単に美味しいスープができますよ!
陰虚(慢性的な水分不足)のかたには特におすすめです♪
ホタテの栄養素
ビタミンB1
ビタミンB1 は糖が代謝され、
エネルギーになるのを助ける働きがあります。
エネルギーがうまく作られないと、疲れやすさにつながってしまうので、ビタミンB1 を摂ることで、疲労回復効果が期待できます。
他にも、脳内で神経を伝える物質を正常に保つ働きもあるので、脳内の神経伝達物質が正常になり、集中力アップにもつながります!
タウリン
ホタテ以外にも、貝類やタコやイカなどの軟体動物に多く含まれ、心臓や肝臓の働きを高めることが期待できます。
タウリンは胆汁酸と結びつく働きがあり、胆汁酸の原料はコレステロールなので、タウリンが胆汁酸と結びついて排出が促されると血中のコレステロールが消費され、血液がサラサラに♪
食物繊維
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類があり、特にさつまいもには不溶性食物繊維であるセルロースが多く含まれています。
不溶性食物繊維は、消化されずに大腸まで届き、腸内の水分を吸収して便の容量を増やし、排便もスムーズにしてくれます。
葉酸
葉酸は赤血球を作り出す働きを持っていて、不足すると貧血になることもありので「造血ビタミン」とも呼ばれています。
葉酸には、私たちの細胞が作られる際に欠かせないDNAを合成する働きもあり、細胞分裂が盛んな胎児では特に大切な栄養素です。
妊婦さんだけではなく、妊娠を予定している女性にとってはとても大切な成分ですね。
お酒をよく飲まれる方は、
肝臓を守るためにもホタテなどの魚介類を食べてくださいね。
滋養強壮や肝機能アップ、
デトックスの効果により生活習慣病の予防にもなりますよ!
体に嬉しい栄養成分が豊富に含まれるホタテは、
健康をキープするためにも、毎日の食卓にとり入れたいですね
りんどう妊活コンシェルジュ
岡井 久美子
(医薬品登録販売者 薬膳アドバイザー)
妊活中の悩み、女性の不調を少しでも解決できるようお客様に寄り添い、日々お手伝いさせていただいております。
みなさん、毎日の食事を楽しんでいますか?
お腹を満たすだけになっていませんか?
食べることは生きること。生まれもった体質や体調の不調を改善する、できるだけ簡単!な薬膳作りを提案させて頂きます。