みなさま、こんばんは。
カンパイ氏です。
更新が遅くなりました。今日、社台・サンデー・G1サラブレッドクラブの第1次募集結果が発表になりました!
みなさま、結果はどうでしたか?私も無事に出資が叶いました。その馬の紹介は、また改めてしたいと思います。
みなさまからメッセージもたくさんいただきました。「レビューを見てこの馬に決めた!」とか、「楽しくレビューを読んだ。ずっと続けてください」とか、本当に嬉しいメッセージでした。ありがとうございました。
さて、1・5次(先行受付)と2次募集が7月6日(土)から始まります。今年は結構残っていますので、狙っている方は私の「全頭完全評価(レビュー)」を読み返してみてください。
まだ読んでいない人は下記からどうぞ。
■全頭完全評価(レビュー)はこちら↓↓から
ということで、今週もたくさんのクラブ馬がデビューしてくれます。いつものように、私が募集時にどんなレビューを書いていたか、1頭ずつ振り返っていきたいと思います。(※青字がレビュー部分)
■土曜函館6R(ダ1000メートル)
・フラッシュポイント
132アドマイヤフッキーの22 ▲両飛節OCD除去手術
(ニューイヤーズデイ(フジキセキ)、メス、栗、03/27、2,000万円、50万円、西田雄一郎)
【耐調教値】C
【血統】B
【早勝値】C
【潜在能力値】B
【コスパ値】C
【総合評価】C
母は産駒にスピードを良く伝える。ニューイヤーズデイとの配合は、スピードにかなり特化したものとなった。血統の奥行きという点ではイマイチだが、単純な速さには磨きがかかる可能性がある。馬体面はリスクが目立った。左前肢の内向が危険なレベル。馬体がかなり大きくなりそうで、脚元と相談しながらの調整を強いられそう。後肢の緩さも目立っていて、あまり強く調教を積めないとなると、仕上がりにはそれなりに時間がかかりそうだ。トモの容量は水準。牝馬でもあるし、もう少し早めからいけそうな馬を狙いたいところ。その意味では、この価格と言えどもお得感はなかった。
■土曜福島5R(芝1200メートル)
・ヴァリアントマーチ
31ヴィクトリーマーチの22 ▲右肘関節炎により関節洗浄
(ビッグアーサー(アグネスタキオン)、メス、鹿、03/03、1,600万円、40万円、林徹)
【耐調教値】A
【血統】B
【早勝値】A
【潜在能力値】B
【コスパ値】A
【総合評価】B
母はこれまで目立った活躍馬を出していないが、爆発力を内包する血筋だ。父は産駒にスピードをよく伝える。バランスの取れた悪くない配合だと思う。馬体面の出来も良かった。四肢はよく整っていて綺麗だし、後肢の踏み込みもしっかりしている。仕上がりは早そうで、短距離戦線を目指す馬としては重要なポイントをしっかり抑えていると感じる。トモの容量は水準をやや上回る。大活躍を期待するのは酷かと思うが、スピードを活かしてクラスを着実に上げ、馬代を大きく上回る賞金を稼ぐ姿は容易に想像出来た。重賞を狙うほどではないので【総合評価】はBランクにとどめたものの、十分に狙いが立つ馬だと思う。
■土曜小倉6R(ダ1000メートル)
・ボヌールキャッツ
178ランニングボブキャッツの22
(ニューイヤーズデイ(Running Stag)、メス、鹿、02/07、2,400万円、60万円、浜田多実雄)
【耐調教値】A
【血統】B
【早勝値】A
【潜在能力値】B
【コスパ値】B
【総合評価】B
アジアエクスプレスの妹。父がニューイヤーズデイに代わって、血統的には芝の短距離仕様になった。馬体を見てみると、四肢の角度が綺麗で、しっかりと調教を積むことができそう。馬体重はレース時で400キロ台半ばというところか。蹄の形を見ても、良馬場でこそと思わせるので、兄のイメージとはだいぶ違う競走馬生活になりそう。トモの容量が標準クラスで、大活躍までを求めるのは酷かもしれないが、この値段であれば面白い。コツコツと毎回賞金を稼いでくれて、長く楽しませてくれるような馬になるのではないか。もし牡馬だったら、もう一ランク上の評価をしたかもしれない。出来は決して悪くないので、人気にもならないだろうし、第2、第3希望で狙ってみてもいいだろう。
■日曜函館5R(芝1800メートル)
・サッカレッロ
49ブリガアルタの22
(ルーラーシップ(コンデュイット)、メス、鹿、02/16、2,400万円、60万円、坂口智康)
【耐調教値】B
【血統】B
【早勝値】B
【潜在能力値】C
【コスパ値】C
【総合評価】C
血統面ではスピード不足の印象が強く、ダートの中距離あたりで活路を見いだすことになりそうだと感じた。馬体面では、両前肢が少し湾曲していて、この点は注意しながらの仕上がりになるだろう。2月生まれにしては後肢が緩く、成長は遅めだと思う。何よりも、肝心なトモの容量が足りない。ノーザンファーム生産で人気になるのかもしれないが、馬体の造りなどを総合的に勘案すると、そこまで魅力を感じないという結論になってしまった。血統通り、芝では少し足りないと思うので、ダートの中距離あたりで何とか勝ち上がってほしいところ。この値段は高い印象もあり、【総合評価】は厳しく付けた。これからの成長を見守りながら、出来るのであれば様子見を。
■日曜小倉6R(芝1200メートル)
・シルフズミスチーフ
67ヘヴンハズマイニッキーの22
(Into Mischief(マジェスティックウォリアー)、メス、鹿、01/25、3,200万円、80万円、池江泰寿)
【耐調教値】A
【血統】B
【早勝値】A
【潜在能力値】B
【コスパ値】B
【総合評価】B
母は米国ダート6・5ハロンのG3勝ち馬。父は日本でもジゲンなどダート短距離の活躍馬を輩出している。本馬も血統的には、ダート短距離に絞って活躍を見込むことになりそう。もともと私は、ダートのレースは牡馬が圧倒的に有利だと思っている。牝馬限定のG1は中央競馬にはないし、地方交流でも限られる。G2やG3競走もしかり、だ。牝馬のダート狙い、しかも短距離ということになると、それだけでなかなか賞金が稼ぎづらくなってしまう。ただ、それでも本馬について言えば、馬体の造りは悪くなかった。特に後肢の踏み込みがしっかりしていて、早めから力を発揮してくれそうな点はポイントが高い。トモの容量は水準よりも高いレベルにある。コツコツ稼いで、気づくと賞金が馬代を上回っていた。そんな馬になってくれれば、と思う。
以上です。今年は例年以上にクラブ馬の使い出しが早まっているように思います。募集時に【早勝値】がCランクの馬が結構デビューしていますからね。ただ、やはりあまり成績が冴えない。「使い出しが早かった」と、すでに何度か回顧で書いた気がします。今週はどうでしょうか。
ということで、とにかく今週もどの人馬も無事に!レースを楽しみに待ちたいと思います。
それでは、今日はここまで。またブログを書きますね。
カンパイ氏