みなさま、おはようございます。
カンパイ氏です。
昨日は更新できず、すみませんでした。昨日の分も合わせて、週末デビューのクラブ馬について、去年私が書いた「全頭完全評価(レビュー)」を一気に振り返っていきます。(青字がレビュー部分)
■土曜中京4R(ダ1400メートル)
・ハンベルジャイト
77ココシュニックの20
(ジャスタウェイ、メス、1月30日、55,000円、大久保 龍志)
【耐調教値】A
【血統】A
【早勝値】C
【潜在能力値】A
【総合評価】B
ステファノスの妹。ジャスタウェイはかなり合いそうで、血統段階から期待していた。動画を見ると、まず前後から見た立ち姿が非常に綺麗。それに伴って歩様もなかなか整っていた。これならしっかりトレーニングを積めそうだ。一方で、トモがかなり緩く、1月生まれでこれでは、ちょっと時間がかかりそうだと思ってしまう。牝馬でもあるし、デビューが遅くなりそうという点で総合評価をBとした。最近活躍馬に恵まれない母だが、本馬は空胎明け。そろそろ母権復活といきたいところ。
・セラドナイト
39セラドンの20
(Mendelssohn、メス、4/3、50,000円、木村哲也)
【耐調教値】B
【血統】B
【早勝値】B
【潜在能力値】B
【総合評価】B
コパノキッキングの下。父はBCジュベナイル勝ち馬で、やはりダート短距離での活躍を見込むことになりそう。現状で馬体が小さく、造りを見てもあまり大きくならなそうな点が気になる。左前肢の外向はギリギリ許容範囲か。ダート馬にしてはトモが薄めなので、できれば少し成長を見守ってから検討したいところだ。値段は絶妙で、逆に言えばお得感はなかった。正直、あえて今狙わなくてもいいかな、と思う。
■土曜中京5R(芝1400メートル)
・エルディアナ
48エルディアマンテの20
(ハービンジャー、メス、2/7、40,000円、渡辺薫彦)
【耐調教値】B
【血統】A
【早勝値】B
【潜在能力値】B
【総合評価】B
初仔。血統的には父母の相性が非常に良さそうだ。右前肢の湾曲がちょっと危ないが、それ以外に大きな瑕疵はなさそう。あとはどこまで大きくなってくれるかだ。造りから考えると、400キロそこそこでの競馬になりそう。それでも活躍する馬はいくらでもいるので、常に馬体重を気にしながらの競馬になりそうなこと、そんなに数を使えそうにないことを念頭に、それでも狙うかどうかだ。個人的には、血統的な良さが出てくれば上のクラスに行ってもおかしくないので、一考の価値はあるとみる。
■日曜中山5R(芝1600メートル)
・ペニードロップス
G22ペニーウェディングの20
(サトノアラジン、メス、04/11、40万円、鈴木慎太郎)
【耐調教値】B
【血統】B
【早勝値】B
【潜在能力値】B
【総合評価】B
こちらも穴馬としてピックアップ。とにかくスピードを重視した配合で、狙い通りの馬体に出た点を評価した。右前肢が少し湾曲していて、その点は注意が必要だが、トモの容量や首の使い方など、光るものがある。一方で、かなり緩いので、あまり早めから力を発揮するイメージはわかない。
■日曜中京4R(ダ1200メートル)
・カンフーダンス
73オリエンタルダンスの20
(シャンハイボビー、メス、4/21、32,000円、平田修)
【耐調教値】A
【血統】B
【早勝値】C
【潜在能力値】B
【総合評価】B
父は米ダートのスピード馬。芝でも?と思わせる血統構成だが、馬体を見ると少しスピード不足の可能性も感じる。やはりダート中距離が主戦場か。極端に背が低いが、まだまだ上に伸びそうな馬体にも映るので、そこは今後の成長に期待したい。前肢の運びを見ても丈夫そうなので、牝馬ではあるが長く楽しめそうな素材だ。ただし、何度もこのレビューで書いているように、ダート牝馬は稼げるレースが非常に限られるので、その点は留意を。
・ルクルス
No.10 チリエージェの20
(ハーツクライ、牡、11.2万円、3月22日、松永幹夫)
【耐調教値】C
【血統】B
【早勝値】C
【潜在能力値】B
【総合評価】C
ハクサンムーンの弟。母は頑張り屋さんで、本馬が11番仔になる。本馬は左前肢と右後肢が湾曲していて、歩様がバラバラになってしまっている点が残念だ。緩さもあって、早めからというイメージもわかない。現状でかなり馬体が薄いので、成長自体がゆっくり目なのだろう。血統馬でもあって、素質を秘めている可能性はあるものの、脚元に難が目立つこと、早期からの活躍がイメージできないことを加味し、「総合評価」は厳しく付けた。
■日曜中京5R(芝2000メートル)
・バロッサヴァレー
41ピラミマの20
(ハーツクライ、メス、3/24、90,000円、高野友和)
【耐調教値】B
【血統】A
【早勝値】B
【潜在能力値】A
【総合評価】A
スワーヴリチャード全妹。牝馬が走らない血統ではあるが、本馬の造りはなかなかだ。両前肢がエックス脚気味なので、その点は慎重な調整が求められるが、後肢の伸びは素晴らしい。トモの容量も十分。何より、歩様のスムーズさからは体幹の良さがうかがえる。馬体も最終的には500キロ近くまで大きくなりそうで、脚元の不安さえクリアできれば、大きな活躍を期待したくなる。
■日曜中山4R(ダ1200メートル)
・メイデンタワー
127アゼリの20
(ドレフォン、メス、4月13日、60万円、稲垣 幸雄)
【耐調教値】B
【血統】B
【早勝値】C
【潜在能力値】B
【総合評価】C
当初はオーナーズ募集予定だったのがこちらへ。アゼリの産駒がこの時期華奢に見せるのは普通のことだが、それにしても本馬は筋肉の発達が遅すぎる印象。力を発揮できるようになるまで時間がかかりそうだ。牝馬ということもあって、成長が遅そうな馬にあえて出資する必要もないかな、というのが率直なところ。
■日曜中山5R(芝2000メートル)
・ポーラライツ
35オーロラエンブレムの20
(サトノクラウン、牡、3/11、40,000円、宮田敬介)
【耐調教値】B
【血統】B
【早勝値】C
【潜在能力値】B
【総合評価】B
初仔。母は馬体が小さくて大成しなかったが、血統的には素質十分だった。本馬は両前肢の外向が起因してか、現状では身体を上手く使えていない。全体的に幼く、今後の成長を待ちたいところだ。一方で、トモの容量は目を惹くものがあり、この辺の良さが出てくればお値段以上の活躍をしてもおかしくないと思う。いずれにしても、本来であれば少し様子見をしたい馬。それが叶わないのがシルクの厳しいところだが・・・。
以上です。楽しみましょう!全馬とにかく無事に。それではみなさま、ご武運を!
カンパイ氏